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J1 1週間前

もっと活躍が見たかった…。J1、怪我に苦しんだタレント5人。不完全燃焼の男たち

今季の明治安田J1リーグは残り2試合となり、クライマックスが近づいている。今季も多くの若きタレントが台頭した一方で、怪我によって本来のパフォーマンスを発揮できなかった実力者も少なくない。昨季のMVPから代表クラスの選手まで、怪我に苦しめられた選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は11月26日時点。[5/5ページ]
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FW:小柏剛(おがしわ・つよし)

FC東京 小柏剛
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年7月9日(27歳)
所属クラブ:FC東京
今季リーグ戦成績:3試合0ゴール0アシスト

 FC東京のスピードスターが、左肩と右肩の怪我に相次いで見舞われた。

 現在27歳の小柏剛は、明治大学出身。大学時代から特別指定選手として北海道コンサドーレ札幌でプレーし、卒業後は正式に同クラブへ加入した。

 札幌では在籍4シーズンで公式戦78試合に出場し、17ゴール15アシストを記録している。

 スピードと走力を活かした高い攻撃性能はFC東京の興味を引き、2024年に完全移籍を決断した。

 攻撃陣を牽引する活躍が期待されていたが、昨季リーグ戦で出場したのはわずか11試合。2ゴールをマークするのにとどまり、不完全燃焼感の残る幕切れとなった。

 巻き返しを誓った今季だったが、3月の第7節・川崎フロンターレ戦で「左肩関節脱臼」を負い、戦線離脱を余儀なくされる。全治は約6か月だった。

 9月の第29節・東京ヴェルディ戦で実に170日ぶりのピッチに立ち、完全復活を印象付けたいところだったが、残念ながらここでも試練が待ち受けていた。

 小柏は約20分間でピッチを去り、今度は「右肩鎖関節」を脱臼。クラブによれば全治は6〜8週間とされ、実質的にシーズンアウトの見通しとなった。

 今季のリーグ戦出場は昨季をさらに下回る3試合のみ。公式戦の総出場時間も88分と、1試合分にも満たない。本人の落胆は想像に難くない。

 それでも、27歳という年齢はまだ若い。怪我さえなければトップレベルで輝ける能力は誰もが認めるところだ。

 来季こそは負傷の連鎖から解放され、そのスピードで相手守備陣を切り裂く姿を見せてほしい。

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【了】

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