クラブの収益のためにも、スタジアムの雰囲気を高めるためにも、サッカークラブにとって、観客の存在は欠かせない要素である。多くの観客を呼び込むためには、スタジアムの立地も重要だが、理想的な場所に拠点を構えることができないクラブも多くある。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄り駅からスタジアムまでの距離を『Googleマップ』で調査。距離が遠い順にランキング化して紹介する。[5/5ページ]
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6位:藤枝MYFC
ホームスタジアム:藤枝総合運動公園サッカー場
最寄り駅:藤枝駅
徒歩:74分
距離:5.2km
藤枝MYFCの本拠地「藤枝総合運動公園サッカー場」は、最寄りのJR藤枝駅から5.2kmの距離にある。
「藤枝総合運動公園サッカー場」へのアクセスは、自家用車を除けば、藤枝駅からのバスまたはタクシーが主となる。
試合日には藤枝駅北口からシャトルバスが運行されており、所要時間はおよそ20〜30分だ。
ただし、このシャトルバスは今年6月21日の北海道コンサドーレ札幌戦から有料化され、片道500円(大人)となった。
燃料費や人件費の高騰が背景にあり、それまで無料だったことを考えると、実質的な観戦コストの増加と感じる来場者も少なくないだろう。
一方、地元のファンは自家用車での来場が多い。藤枝総合運動公園全体では約1400台分の駐車スペースが用意されているが、事前予約制である点に注意が必要だ。
ホームゲートに最も近い第1駐車場は、駐車料金が1500円に設定されている。
藤枝MYFCは、2024年2月に完了したスタジアム改修工事により、収容人数が約4000人増加し、J2基準をクリアした。
2024シーズンのリーグ戦では、1試合平均観客数が4274人だったが、2025シーズンには目標として掲げていた5000人を突破し、最終的に5030人を記録。J2全体ではまだ下位に位置する数字ではあるものの、着実にファンの数を増やしている。
アクセス面に課題は残るものの、スタジアム環境の改善と地道な取り組みが、クラブの成長を着実に後押ししている。
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