2025シーズンの明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J2の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。［5/5ページ］
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1位：V・ファーレン長崎

本拠地：PEACE STADIUM Connected by SoftBank
収容可能人数：2万27人
平均入場者数：1万5,877人

　2025シーズンの明治安田J2リーグで最も多くの観客を集めたのは、V・ファーレン長崎だった。

「PEACE STADIUM Connected by SoftBank（ピースタ）」には、1試合平均1万5,877人が訪れ、堂々の1位となった。

　ピースタは2024シーズン終盤に開場し、2025シーズンも人気を集めた。

　ロアッソ熊本との開幕戦では1万9,248人を動員。その後も収容人数2万27人のスタジアムは安定して高い動員を維持し、長崎のホームゲームは常に熱気に包まれた。

　シーズンを通じて最も少なかったのは第11節のいわきFC戦での9,572人。この試合は4月25日（金）に開催されたため、平日開催の影響も考慮すべきだろう。

　前年まで使用していた「トランスコスモススタジアム長崎（トラスタ）」の平均観客数は8,098人だった。1万人を下回った試合が1度しかなかったというのは、驚異的な伸びと言える。

　ホーム最終節となった水戸ホーリーホック戦では、今季最多となる2万4人が来場。長崎はその翌週、徳島ヴォルティスと引き分けて自動昇格を決め、8年ぶりのJ1復帰を果たした。

　長崎としては、新スタジアムによる動員増はある程度想定内だったはずだが、いわば“ボーナス期間”の中で熱狂を最大化できたことは、新たなファンの定着につながる大きな成果と言えるだろう。

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【了】