2025シーズンの明治安田J2リーグはレギュラーシーズンの全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J2の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
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6位:RB大宮アルディージャ
本拠地:NACK5スタジアム大宮
収容可能人数:1万5,491人
平均入場者数:1万1,316人
RB大宮アルディージャは、2025シーズンのJ2リーグで1試合平均1万1,316人の動員を記録した。
大宮は2024シーズンにJ3で戦い、1試合平均7,472人の観客を集めていた。J2に復帰した今シーズンは、大幅な増加となった。
オーストリアの大手エナジードリンク企業・レッドブルの傘下に入り、運営体制を刷新。クラブへの期待が高まる中、モンテディオ山形との開幕戦では1万3,418人を動員した。
チームも好スタートを切り、序盤は首位を快走。第6節以降では、9月20日のFC今治戦を除き、すべてで1万人超えを記録した。
大宮の平均観客数が1万人を超えるのは、J1で戦った2017シーズン(1万1,464人)以来。J2で低迷が続いた2018〜2023シーズンとは一転し、久々にJ1復帰への期待が高まったシーズンとなり、多くのファンの関心を呼び戻した。
ホームスタジアムの「NACK5スタジアム大宮」は、日本初のサッカー専用スタジアムとして1960年に誕生。臨場感に優れる一方、老朽化が課題となっていたが、埼玉県は9月に同スタジアムがある大宮公園の再整備に向けた基本計画を発表した。
今後の施設整備によって、より多くの観客を迎え入れられるスタジアムへと進化し、クラブの成長をさらに後押しすることが期待される。
そのときをより良い形で迎えるためにも、クラブは早期のJ1復帰を目指している。
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