2025シーズンの明治安田J1リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
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6位:横浜F・マリノス
本拠地:日産スタジアム
収容可能人数:7万1,624人
平均入場者数:2万6,578人
横浜F・マリノスは2025シーズンのJ1で、1試合平均2万6,578人の観客を動員した。
総入場者数は50万4,979人に達し、クラブ史上初の50万人超えを果たした。
ただ、今シーズンの歩みは決して順調ではなかった。
第3節の横浜FC戦はダービーマッチでありながら、平日開催の影響もあって1万7,115人にとどまるなど、序盤は集客が伸び悩んだ。
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の影響で平日開催が増えたこともあり、前半戦だけで1万人台の試合が5つ生まれている。
そうした中、6月に大島秀夫監督が就任すると、チームは持ち直し、スタンドの熱気も戻り始めた。
後半戦のホーム8試合では平均3万2,888人を動員し、2万人を下回った試合はゼロ。2万人台も3試合のみと、客足は明らかに改善した。
川崎フロンターレとの「ビッグ神奈川ダービー」では4万1,221人を動員。大島監督の契約更新が発表された直後に開催されたホーム最終節のセレッソ大阪戦では、シーズン最多となる4万2,665人を記録した。
苦しい状況から立て直し、多くのファンをスタジアムに呼び戻したことは、クラブにとって大きな成果と言える。
最終順位の15位は名門クラブにとって決して満足のいくものではない。
それでも、チームの巻き返しと観客動員の回復が同時に実現した後半戦は、来季への希望を感じさせる内容だった。
【著者プロフィール:編集部】
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