ベストイレブンを初受賞した柏レイソルの小泉佳穂【写真:Noriko NAGANO】
Jリーグの年間表彰式である2025 Jリーグアウォーズが12月11日、横浜市内で行われ、今シーズンの最優秀選手賞(MVP)、ベストイレブン、最優秀ゴール賞が決定した。柏レイソルの小泉佳穂が初のベストイレブンに選出され、受賞の喜びを語った。
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小泉佳穂が今季最も印象に残った試合とは
「嬉しいですし、重いですかね。自分個人の力だけで勝ち取ったとは、謙遜じゃなくて、本当に事実としてそう思うので。今後もこれに恥じないプレーを、あとチーム内での振る舞いとかもしていかないといけないかなと思います」
授賞式の取材対応で改めてベストイレブン初受賞の思いを明かした小泉。今季は浦和レッズでも共闘したリカルド・ロドリゲス監督のもとで、チームの主力として35試合に出場し、7ゴール4アシストを記録。
ボールを保持し、細かくパスを繋ぐ攻撃的サッカーへとスタイルを変貌させた柏レイソルの頭脳としてチームを牽引し、残留争いをしていた昨季から2位へと押し上げる原動力にもなった。
それでも小泉はこの受賞を自身だけの力ではなく、チームあってこそと強調する。
「まず間違いなくチームの好調が最も大きな一因。僕はチームのスタイルを体現する上でチームのスタイルを認められたからこそ、チームが評価されていることに対して、僕が代表してこうやって賞を受け取っているというふうに思います」
今季、最も印象に残っているプレーや試合を問われた小泉は、第24節のアウェイで行われた鹿島アントラーズ戦を挙げた。
「僕はあの試合があったからこそ、優勝争いできるチームになったと思う。あそこで勝ち点1をとれていれば、もしくは勝てていればみたいな論調はありますし、僕もそれを思わなくはないですけど、あれがなかったらたぶんここまでのチームにはなれてない。
首位の鹿島相手にあれだけ良いサッカーができた。自分たちでやりたいことができて、あと1歩まで行ったという自信と、でも何かが足りなくて、そこまで届かなかった。勝つために、優勝するために何をしなきゃいけないのかというところをチーム全員が本気で向き合い始めたのがあの試合だったと思います。すごい印象深いですね」
リーグ最少の5敗ながら、優勝した鹿島アントラーズとの勝ち点差はわずか1。柏は鹿島に2敗しただけでなく、上位との直接対決を落としている。
鹿島の選手たちが壇上でシャーレを掲げているのを目にし、「壇上に全員で行きたかったという気持ちはあります」と素直な思いを隠さなかった小泉。授賞式で味わった喜びと悔しさをもって、来季への思いを新たにしていた。
(取材・文:竹中愛美)
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