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ものすごいドラマ! J1昇格プレーオフで下剋上果たしたクラブ5選。リーグ戦の順位を見事に覆したのは?


J1昇格プレーオフで順位を覆したチーム5選【写真:Getty Images】



 明治安田J1昇格プレーオフ2025の全日程が終了し、ジェフユナイテッド千葉が17年ぶりのJ1昇格をつかみ取った。今回はリーグ戦の順位通り、上位3チームがJ2に別れを告げることになったが、過去のプレーオフでは様々なドラマが起きていた。今回は、リーグ戦の順位を覆す「下剋上」を果たしたクラブを紹介しよう。[5/5ページ]
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セレッソ大阪(2016年)


2016シーズンのJ1昇格プレーオフを制したセレッソ大阪【写真:Getty Images】

2016リーグ戦成績:23勝9分10敗(4位)
J1昇格プレーオフ準決勝:VS京都サンガF.C.(1-1)
J1昇格プレーオフ決勝:VSファジアーノ岡山(1-0)



 2014年に起きたセレッソ大阪のJ2降格は、まさに衝撃的な出来事だった。

 2010年にJ1へと昇格したC大阪は、清武弘嗣や山口蛍など、ロンドン五輪サッカー日本代表に名を連ねる選手が多く在籍する魅力的なチームだった。

 2013年には柿谷曜一朗や南野拓実といったフレッシュな選手が加わり、J1リーグ4位の好成績を残している。

 同クラブは翌年、ディエゴ・フォルランを迎えるなど大型補強を敢行し、J1優勝候補にも挙げられる戦力を有していた。

 しかし、ふたを開けてみると、主力の離脱やチームの成熟度不足によって勝ち点を積み重ねることが出来ず、まさかのJ2降格を喫している。

 失意のシーズンを終え、大きな戦力の入れ替えをして迎えた2015シーズンは、J2を4位でフィニッシュ。J1自動昇格圏には食い込めなかった。

 決勝まで進んだ昇格プレーオフでは、3位のアビスパ福岡に引き分けたことで、J1昇格を果たすことが出来なかった。

 それでも、再びJ1昇格を目指した2016年は、セレッソサポーターとして歓喜のシーズンとなった。

 松田陸や山村和也といった新戦力組に加え、杉本健勇や柿谷、シーズン途中には山口がチームに復帰し、J2レベルに収まらないほどの巨大戦力を抱えることとなった。

 そんな同クラブはスタートダッシュに成功し、前半戦でリーグ首位に躍り出る。



 その後も上位をキープすると、例年以上に熾烈だったリーグ戦を4位で終え、J1昇格プレーオフへとコマを進めることに成功している。

 準決勝の京都サンガF.C.戦を1-1で引き分け、レギュレーションにより決勝に進出すると、決勝のファジアーノ岡山戦では清原翔平のゴールで先制。そのまま逃げ切り、至上命題だったJ1昇格を達成している。

【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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【了】

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