
J3観客数ランキング1〜5位【写真:Getty Images】
2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
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1位:松本山雅FC

松本山雅FC【写真:Getty Images】
本拠地:サンプロ アルウィン
収容可能人数:2万110人
平均入場者数:7,573人
J3リーグ観客数ランキングで堂々の1位に君臨したのは、Jリーグでも指折りの熱心なサポーターに支えられている松本山雅FCだ。
今季はまさかの設備不良が原因で本拠地『サンプロ アルウィン』の使用を制限されたが、それでも総入場者数は14万3,881人を記録している。
収容可能人数2万110人の『サンプロ アルウィン』は、J3屈指の規模を誇るスタジアムだ。
アマチュア時代からJ1挑戦までのシンデレラストーリーを見守った“聖地”は、今季も多くの観客が来場。シーズン終了時までスタンドが緑色に染められる…はずだった。
10月3日、松本はクラブ公式サイトにて「長野県から弊クラブ・ホームスタジアム『サンプロ アルウィン使用停止のお知らせ』が発表されました」と通知した。
人的被害はなかったものの、バックスタンド側の照明用架台鉄骨部分が観客席部分に落下したことが原因だった。
これにより、チームは同県のライバルであるAC長野パルセイロからスタジアムを借り受け、何とか急場をしのいだ。
長野の本拠地『長野Uスタジアム』は地理的に移動しやすいが、その他の代替会場となった『JIT リサイクルインク スタジアム』や『味の素フィールド西が丘』は距離が遠く、観客動員で大いに不利にはたらいた。
しかし、それでもホーム開催でJ3クラブ唯一の14万人超えを達成し、平均入場者数7,573人というハイアベレージを叩き出したのは流石の一言である。
2025明治安田J3リーグを15位で終え、聖地封印というアクシデントに見舞われながらも、サポーターはスタンドからチームを鼓舞し続けたのだった。
【著者プロフィール:編集部】
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