2025明治安田Jリーグの全日程が終了した。鹿島アントラーズが9年ぶりにチャンピオンの座に輝いたJ1は、年間総入場者数が過去最多となり、未曽有の熱狂に包まれた。鹿島のホームゲーム平均入場者数も27,401人で歴代最高。過去に類を見ない熱量が常勝軍団を後押しした。今回は、鹿島のホームゲームにおいて最多動員を記録した試合をランキング形式で紹介する。※情報は12月17日時点[2/5ページ]
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4位:FC町田ゼルビア戦(第14節)
観客数:33,762人
開催地:メルカリスタジアム(当時茨城県立カシマサッカースタジアム)
開催日:2025年5月3日
明治安田J1リーグの第14節は、ゴールデンウィーク(GW)真っ盛りの5月3日に行われた。
鹿島アントラーズ対FC町田ゼルビアも同日に行われ、当時名称変更前の茨城県立カシマサッカースタジアムに33,762人もの観衆が集まった。
カシマスタジアムにおける昨シーズンの最多入場者数は、リーグ第27節の浦和レッズ戦の33,295人。つまり、今季はGWの時点で昨季最多動員を超える観客数を記録していたことになる。
浦和以外の相手であることも強調すべきだろう。
コロナ禍を除き、例年は浦和の根強い人気も相まって、同クラブの動員に期待する部分も大きかった。鹿島の成績に関わらず、この対戦カードは3万人前後の入場者を集めている。
今回のランキングでは浦和戦がトップ5に入っていないことから、鹿島の注目度と期待感が全体的に高かったことがうかがえる。
町田戦は1-0でホームチームが勝利。3連敗から3連勝で盛り返している鹿島が、さらなる白星に繋げていった。
スコアを見ると動きが少なそうな内容に思われるが、ボール保持からチャンスを作る鹿島と、ショートカウンターから決定機に繋げてゆく町田の特長が明確な好ゲームだった。
ポゼッションは鹿島が58%で優勢だったが、枠内シュートの数は町田が上回っている。

