鹿島アントラーズのサポーター【写真：Getty Images】

　2025明治安田Jリーグの全日程が終了した。鹿島アントラーズが9年ぶりにチャンピオンの座に輝いたJ1は、年間総入場者数が過去最多となり、未曽有の熱狂に包まれた。鹿島のホームゲーム平均入場者数も27,401人で歴代最高。過去に類を見ない熱量が常勝軍団を後押しした。今回は、鹿島のホームゲームにおいて最多動員を記録した試合をランキング形式で紹介する。※情報は12月17日時点［5/5ページ］
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1位：川崎フロンターレ戦（第16節）

鹿島アントラーズで【写真：Getty Images】

観客数：59,574人
開催地：国立競技場
開催日：2025年5月11日

　明治安田Jリーグは「THE国立DAY」として、国立競技場での開催を通じて“Jリーグ体験”を広く訴求している。今季はリーグ10試合が行われた。

　5月11日の鹿島アントラーズ対川崎フロンターレもその一環で、この好カードには59,574人が訪れた。

　2025シーズンのJ1で優勝を果たした鹿島は1年を通じて多くのファン・サポーターを魅了したが、集客面ではこの試合が圧倒的だ。

　今回のランキングで2位に入った第38節（最終節）横浜F・マリノス戦は鹿嶋市のメルカリスタジアムで行われたが、そちらは37,079人。国立開催は優勝決定戦を大きく引き離す動員規模である。

　鹿島のファン・サポーターには都内在住も多く、クラブの公式サイトでは東京駅からのアクセスも案内されている。

　人によっては、“むしろ国立のほうが近い”というケースもあるだろう。

　川崎戦は鹿島のホームゲーム扱いだったが、この一戦に限らず多くのアントラーズサポーターが霞ヶ丘を目指している。

　同じく鹿島のホームとして行われた、昨シーズンの第17節マリノス戦には52,860人が訪れた。集客したい国立競技場と、より多くの観客にリーチしたい鹿島の双方にとって持ちつ持たれつな試みだ。

　とはいえ、成績によって集客が左右されるのは明らかだろう。5連勝かつ首位で国立決戦に臨むチームを見たいファンも多かったと見込まれる。

　相手が異なるが、昨シーズンとの差は6,000人以上。次なる国立開催で多くの観客を呼び込むためにも、チームの状態は重要だ。

【著者プロフィール：編集部】
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