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最も集客したクラブは? J3観客数ランキング11~15位。激動のシーズンで動員が平均以下だったのは?【2025年決定版】

シリーズ:観客数ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

最も集客したクラブは? J3観客数ランキング11~15位
最も集客したクラブは? J3観客数ランキング11~15位【写真:Getty Images】



 2025シーズンの明治安田J3リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J3の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[2/5ページ]
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14位:FC大阪

東大阪市花園ラグビー場
FC大阪の本拠地・東大阪市花園ラグビー場【写真:Getty Images】

本拠地:東大阪市花園ラグビー場
収容可能人数:2万6,443人
平均入場者数:2,698人



 FC大阪は、2025シーズンのJ3リーグで1試合平均2,698人を動員した。前年から約9%の上昇を記録したが、シーズンの最後までスタジアム問題に悩まされた一年でもあった。

 FC大阪は、「東大阪市花園ラグビー場(花園)」を本拠地として使用している。

 第14節の鹿児島ユナイテッドFC戦は5,163人と大勢の観客が訪れ、ホーム最終戦の高知ユナイテッドSC戦ではシーズン最多となる5,286人を動員した。

 しかし、花園を使用できないときは動員が大きく落ち込んだ。

 第10節・ザスパ群馬戦は、和歌山県の紀三井寺公園陸上競技場で開催され、観客数はわずか374人と、今シーズンのリーグ最少を記録。後半アディショナルタイムの逆転劇が展開されたが、それを見届けた観客はごくわずかだった。

 シーズン終盤の第31節・FC琉球戦と第35節・AC長野パルセイロ戦は「たけびしスタジアム京都」で行われ、観客数はどちらも1,000人を下回った。

 いずれも平日開催だったが、本拠地から1時間以上かかる他府県での開催が、動員に大きく影響したことは否めない。

 FC大阪は最終的にJ3で3位となり、本来であれば花園でJ2昇格プレーオフを戦える立場にあった。しかしスタジアムの使用が叶わず、プレーオフはガイナーレ鳥取の本拠地「Axisバードスタジアム」で行われ、決勝でテゲバジャーロ宮崎に敗れて昇格を逃した。



 FC大阪は改修工事を行うことを前提に花園をホームスタジアムとして使用することを許可されているものの、未着工の状態が続いていることが問題になっている。

 本拠地問題がなければ…、昇格プレーオフも地元のファンの前で戦えていたら——。そう考えたくなる結末だった。

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