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なぜこうなった…。J3リーグ、今季のがっかりクラブ5選。サポーターを失望させたのは?

なぜこうなった…。J1リーグ、今季のがっかりクラブ
なぜこうなった…。J1リーグ、今季のがっかりクラブ【写真:Getty Images】



明治安田J3リーグは全日程が終了し、年の瀬が近づいている。今季も躍進を遂げたクラブがあった一方で、期待に反して不調に苦しんだクラブも存在した。そこで今回は、今季のJ3リーグにおいて、ファン・サポーターの期待に十分応えられなかったクラブを振り返る。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月27日時点。[5/5ページ]
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アスルクラロ沼津

収容率ランキング アスルクラロ沼津 本拠地:愛鷹広域公園多目的競技場
【写真:Getty Images】

2025リーグ戦順位:20位(6勝10分22敗)
監督:鈴木秀人



 アスルクラロ沼津はあまりに厳しい現実に直面している。

 沼津は今季J3を20位で終え、レイラック滋賀(JFL2位)との「J3・JFL入れ替え戦」に進んだ。

 今月7日に行われた第1戦では2-3で敗れ、J3残留のためには第2戦での勝利が必要だった。

 しかし、ホームで行われた第2戦は1-1の引き分けで終了。2試合合計で3-4となったことで沼津はJFLへの降格、すなわちJリーグ退会が決定した。

 中山雅史体制3年目となった今季、クラブはこれまでに引き続き「結束〜全力で闘え〜」をシーズンスローガンに設定した。

 J2昇格を目標としていたが、蓋を開けてみるとシーズンを通して低空飛行が続いた。

 第1節のガイナーレ鳥取戦(3-0○)で終え、素晴らしいスタートを切ったが、その後は勝利が遠かった。第2節以降、リーグ戦13試合0勝5分8敗と結果が出ず、リーグ下位に転落。19位でシーズンを折り返した。

 後半戦も復調の兆しが見えない試合が続く。第20節の鹿児島ユナイテッド戦(0-0)に引き分けると、第21節のガイナーレ鳥取戦(4-3●)から第27節の松本山雅FC戦(2-0●)までリーグ戦7連敗を喫した。

 このタイミングで中山監督は退任となり、ヘッドコーチの鈴木秀人が後任監督に就任したが状況は好転しない。

 鈴木体制では2度のリーグ戦3連敗を経験し、チームは最下位フィニッシュ。冒頭で述べたように、その後に開催された入れ替え戦の結果により、来季からJFLに戦いの舞台を移すことになった。

 屈辱的なシーズンとなった沼津だが、来季も厳しい戦いが待ち受けている。



 今季からJFLで戦ういわてグルージャ盛岡やY.S.C.C.横浜は、Jリーグからの降格組ながら非常に苦しんでおり、沼津のJリーグ復帰を賭けた戦いも一筋縄ではいかないだろう。

 熾烈なサバイバルを勝ち抜くことはできるだろうか。

【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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【了】

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