小学生のときから鹿島アントラーズのアカデミーに在籍していた大川佑梧は、2026シーズンからトップチームでプレーする。幾多の名選手を輩出したセンターバックで輝くため、大川は現状を冷静に見つめながら、プロの舞台に上がる準備を整えている。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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「出そうと思って出せるものじゃない」間近で見た先輩たちの凄さ
トップチームの練習では、国内屈指の選手たちのプレーを間近で見て、肌で感じている。
「迫力が違うというか、植田(直通)君や(キム・)テヒョン君、(関川)郁万君、(千田)海人君もそうですけど、風格がある。正直、自分だったらマッチアップしたくないなと思うレベルです」
トップで活躍する守備者にはオーラがあると大川は言う。
「出そうと思って出せるものじゃない。日頃の積み重ねでしか身につかないと思う」。
だからこそ、大川は日常を疎かにしない。
まもなくプロとしてのシーズンも始まる。環境は大きく変わるが、スタンスは変わらない。
「1年目だから試合に出られない、ということはないと思っています。がむしゃらに、日々の練習からやっていくことが一番の近道だと思うので」
ユースで3冠を達成し、代表に招集され、プロの門をたたいた。将来を嘱望される左利きセンターバックは、静かにルーキーシーズンへの準備を進めている。
(取材・文:加藤健一)
著者プロフィール:加藤健一
1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2022年1月から約2年はフットボールチャンネル編集長を務め、現在はJリーグやサッカー日本代表を取材。Twitter:@katoken97
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