蹴春到来を告げる『ちばぎんカップ』が、1月31日に三協フロンテア柏スタジアムで行われた。守護神・若原智哉がビッグセーブを連発し、チームを助ける活躍を見せるも、ジェフユナイテッド千葉は柏レイソルに1-2で敗れた。チームとして現実を突き付けられた点差以上の完敗。新シーズン開幕を1週間後に控え、どう立て直し、どう立ち向かっていくのか。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]
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「相手を尊重しすぎているんじゃないか」
「気持ちですね。カル(FWカルリーニョス・ジュニオ)もハーフタイムに言っていましたが『相手を尊重しすぎているんじゃないかと。それが受け身になっている』と。
相手はJ1のチームですけど、僕たちもそこに上がって戦うので、そういう気持ちを捨てて、食ってやるというか、そういうメンタリティーでやっていかければいけないと思います」
開幕戦を前に課題が出たことはプラス面として捉えることもできるが、若原はそれを否定する。
「僕たちは、『ちばぎんカップ』を勝ちに来ているので1-2で負けたことは悔しいです。そういう気持ちではない。もっとやれるだろうと、みんな気づいたと思います」
深淵から高見へと向かう。若原は表情を引き締めたまま、率直な思いを口にした。
「僕らが狙っているのはタイトルです」
群雄割拠の百年構想リーグのEAST地区を勝ち抜くことは簡単ではない。
ただ、この日の悔しさを持ち続ける限り、若原の闘争心が変わることはない。
「J1で戦えることを楽しみしていますし、こんな試合をしていたら絶対に自分たちが目標としているところには辿り着けない。気持ちを切り替え、この試合を忘れずに、糧にできたらいい。絶対に良いシーズンにしたいです」
17年ぶりにJ1の舞台で戦うチームに必要なものは自信と勇気だ。課題と向き合いながら千葉は前に進んでいくだけである。
(取材・文:石田達也)
【著者プロフィール:石田達也】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。
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