川崎フロンターレは今オフ、J1での実績もある4人を含む9人の新加入選手を迎えた。中でも日に日に注目を集めているのが早稲田大学から加入した山市秀翔。1年目からいきなり副キャプテンを任されることとなった山市は、どのような思いを抱いてプロの門をたたいたのだろうか。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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明るさの裏にある情熱
ムードメーカー的な一面を見せつつも、決して浮ついてはいない。明るさの裏には、強い情熱がある。挫折もあったが、這い上がってきた泥臭さもある。
今季の目標は極めてシンプルだ。
「チームとして優勝して、そこでたくさん試合に関わること」
川崎というクラブは、山市にとって“初めて知る場所”ではない。
「麻生グラウンドから通っていた高校が近い」という距離感。神奈川県で育ち、神奈川県のサッカー文化の中で成長してきた彼にとって、川崎は幼い頃から身近な存在だった。
「2連覇した時の川崎は、すごく印象に残っています。自分も、優勝を持ってこれるような選手になりたい」
28日には、今季のキャプテンと副キャプテンが発表された。昨季と同じくキャプテンに脇坂泰斗、副キャプテンには佐々木旭と丸山祐市が名を連ねる中で、山市の名前もそこにはあった。
副キャプテン就任に際して、山市はこのようにコメントしている。
「経験豊富な選手が多くいるなかで、自分に求められているのは『思い切ってプレーすること』『がむしゃらさ』、そして『チームを盛り上げ、良い雰囲気をつくること』だと考えています。自分のフレッシュさを生かし、チームに良い影響を与えられるよう全力で取り組んでいきます」
特別なことを求めるのではなく、目の前のプレーに全力を注ぐ。強い川崎を取り戻す過程で、山市のパッションが必要になるはずだ。
(取材・文:加藤健一)
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