明治安田Jリーグ百年構想リーグ 開幕イベントが2日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた。サンフレッチェ広島の代表として出席したサッカー日本代表GK大迫敬介が、新シーズンへの意気込みや夏に迫るFIFAワールドカップ2026(W杯)などへの思いを語っている。
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大迫敬介はサンフレッチェ広島からW杯を目指す
約半年に渡って行われる百年構想リーグは、引き分けが存在しない。90分間で決着がつかない場合、すぐにPK戦へ突入し、勝敗を決める。それゆえに、大迫らGK陣の活躍は、レギュラーシーズンよりも極めて重要なものになってくる。
「PKも含めて決着をつける大会というところで、GKの仕事も今まで以上にありそうですし、GKが勝たせる試合もよりあると思うので。良いスタートを切れるように、まずは(V・ファーレン)長崎との開幕戦に勝てるように頑張りたいと思います」と、大迫も自身の重要性を再認識する。
広島は今季から監督が交代。YBCルヴァンカップのタイトルをもたらしたミヒャエル・スキッベと別れ、新たにバルトシュ・ガウルを招へいした。大迫は新監督の元、「ビルドアップに参加する回数は増えました。それはもともと自分が求めていた部分なので、すごく充実した毎日を過ごしている」とかなりの手ごたえを得ているようだ。
だが、38歳の若き指揮官が浸透させているのは、戦術面だけでないと大迫は主張する。
「クラブの出来上がった歴史だったりをすごく調べ上げて、それをチームに浸透させるっていうのはキャンプからやっている。そういう意味では、そういったものをすごく大事にされている監督なんだと思います。このクラブの在り方だったり、これから先、何を大事に戦っていくのかというのは、みんなで何回もミーティングを重ねて再確認してきました」
広島という歴史あるクラブを理解しながら、新たな取り組みを試みる新監督の元でスタートするハーフシーズン。大迫が「本当に大きなものになる」と話す理由は、チームとしての完成度を高める絶好の機会というだけでなく、6月に迫るW杯を見据えてのことだ。
今冬にも移籍の噂があったが、結果的には広島に残留。その理由について、W杯が関係しているか問うと、このような答えが返ってきた。
「そうですね。やっぱり広島からW杯に行きたい思いもありましたし、まだまだこのクラブに、プレーでもっと恩返しがしたい気持ちは常にあるので」
百年構想リーグでタイトルをもたらし、広島の代表としてW杯に臨むことができれば本望。大迫にとって今まで以上に重要なシーズンがまもなく幕を開ける。
(取材・文:小澤祐作)
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