明治安田Jリーグ百年構想リーグが6日に開幕する。秋春制への以降に伴い、この大会は約4か月という短期間に行われる。その特殊なレギュレーションから生まれる注目ポイントに、英国人ジャーナリストが切り込んでいく。(文:ショーン・キャロル)[2/2ページ]
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鹿島アントラーズの新たな黄金期
長年Jリーグを支配してきたクラブである鹿島アントラーズが、昨年ついに勝利の道へと戻ってきたことは、他クラブにとって非常に不気味に映る。
植田直通、三竿健斗、鈴木優磨はいずれもまだ30歳前後で、すでに海外での経験も積んでおり、今後もしばらくは盤石な中核として存在し続ける。さらに、昨年のJリーグMVPである早川友基を引き留めることができれば、その軸はより強固なものになるだろう。
周囲には才能ある若手が揃い、レオ・セアラは依然として決定力の高いフィニッシャーである。そして何より、ベンチには“トロフィーを引き寄せる磁石”とも言うべき鬼木達監督がいる。今後数年で鹿島がさらにタイトルを積み重ねることに賭けないのは、よほど勇気のある人間だけだろう。
低迷する2つのビッグクラブ
鹿島が再びトップ集団に戻ってきた一方で、J1の他の伝統的クラブの中には、徐々に低迷し、新しい勢力に取って代わられつつあるところもある。
たとえば浦和レッズやガンバ大阪は、2000年代の活躍によって今なおリーグの巨人と見なされているが、過去10シーズンでトップ3に入ったのはそれぞれ1度ずつにすぎない。
低迷期間はそこまで長くないとはいえ、川崎フロンターレも3年連続で8位に終わっており、早急に立て直さなければ中位以下に埋もれてしまう危険がある。
その一方で、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、町田といったクラブは、着実に上位争いの常連となりつつある。
この3クラブが今後4か月間で再び鹿島に挑戦できれば、Jリーグにおける「ビッグクラブ」の定義は、さらに変化していくかもしれない。
FIFAワールドカップ26を狙う男たち
百年構想リーグの開催時期は、北米で行われる今夏のFIFAワールドカップ26に向けた準備という点でも、絶好のタイミングとなっている。
もちろん、サムライブルーの大半はすでに欧州を拠点としているが、それでもJリーグから代表入りを狙う選手は何人もいる。
ゴールキーパーの早川友基と大迫敬介は、鈴木彩艶のバックアップ、あるいは彼が万全でなければ代役の座を争うことになるだろう。
また、町田の相馬勇紀、望月ヘンリー海輝、中山雄太、柏レイソルの細谷真大、FC東京の佐藤龍之介らは、最高レベルで貢献できる力があることを森保一監督に示そうと、この大会に臨むはずだ。
(文:ショーン・キャロル)
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