
FC岐阜でプレーする荒木大吾【写真:Getty Images】
明治安田J2・J3百年構想リーグ第2節が15日に各地で行われ、FC岐阜はホームにジュビロ磐田を迎えた。黎明期のJ1も知る格上相手に、J3所属の岐阜が2-1で勝利。立役者のひとりである荒木大吾は、かつて磐田でプロキャリアを始めた選手だ。試合後、“恩返し弾”に秘められた熱い想いを語った。(取材・文:元川悦子)[2/2ページ]
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「開幕から2連勝というのは嬉しいですけど…」

2連勝を喜ぶFC岐阜の選手たち【写真:Getty Images】
「石丸さんが来てからは、相手を見ながらのプレーだったり、相手の仕掛け方、ボールを持っていない時のポジショニングなんかを指導されている。僕はもうすぐ32ですけど、よりサッカーがうまくなれると日頃の練習から感じています。
開幕から2連勝というのは嬉しいですけど、誰1人浮かれていないし、もっと積み上げたいという気持ちがすごく強い。この勝利もたかが1試合ですし、満足せずにやらないといけない。百年構想リーグは昇格がないですけど、サッカー選手はピッチに立てば関係ない。前向きにやれているのが大きいと思います」
岐阜の最終的なターゲットはやはり26/27シーズンのJ3で2位以内に入り、2019年以来のJ2に返り咲くことだ。
J3に落ちて以降、このクラブには前田遼一、柏木陽介、宇賀神友弥といった名のあるプレーヤーが在籍したが、昇格を果たすことはできなかった。
だからこそ、今は30代になった荒木や中村らがチームを力強くけん引し、大きなハードルを乗り越えるしかない。
その重責を荒木自身もしっかりと感じながら、サッカーに向き合っている様子だ。
「今日のゴールもそうなんですけど、『自分が取ってやろう』というより、『チームのやるべきことをやって、味方のためにプレーする』というのを僕は心がけています。今回はたまたま自分が点を取りましたけど、チームが勝てたことが一番。これからもそういう姿勢で戦っていきます」
その献身性はチームに前向きな効果をもたらすはず。百年構想リーグでJ2勢を次々と撃破し、次のシーズンに弾みをつけるべく、荒木大吾は持てる力の全てを発揮し続けていくに違いない。
(取材・文:元川悦子)
【著者プロフィール:元川悦子】
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。
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