長い歴史を持つ鹿島アントラーズは、これまで多くの選手を獲得してきた。では、その中でもとくにお金がかかった選手は誰なのだろうか。今回は、鹿島の歴代移籍金をランキング形式で紹介しつつ、選手たちが金額に見合った活躍ができていたかなどを振り返る。※本記事はデータサイト『transfermarkt』をもとに作成しています。[4/5ページ]
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2位:鈴木優磨(すずき・ゆうま)
生年月日:1996年4月26日
移籍日:2022年1月9日
前所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
移籍金:200万ユーロ(約3.6億円)
鹿島アントラーズの高額移籍金ランキングで2位に入ったのは、現在の鹿島の中心選手である鈴木優磨だ。
2022年1月、ベルギーのシント=トロイデンから完全移籍で復帰した際、鹿島は200万ユーロ(約3.6億円)の移籍金を支払ったとされている。
このランキングのトップ10で唯一の日本人選手であり、異例の補強と言える。
鹿島の下部組織出身である鈴木は、2019年夏に欧州へ挑戦。シント=トロイデンでは2020/21シーズンにリーグ戦17ゴールを挙げるなど、確かな結果を残した。
その後、欧州主要リーグへのステップアップを模索したものの移籍は実現せず、最終的に古巣である鹿島への帰還を決断した。
復帰後の鈴木がチームに与えた影響は計り知れない。
闘志を前面に押し出したプレーで味方を鼓舞し、前線の起点としてもフィニッシャーとしても躍動した。
特筆すべきはJ1制覇を成し遂げた2025シーズンの変化だ。
得点数は前年の15ゴールから10ゴールへと減少したが、これは同年セレッソ大阪から加入し、21ゴールを挙げたレオ・セアラという絶対的得点源の存在が大きい。
鈴木はビルドアップの出口や守備への献身といった「ゴール以外の役割」を完遂し、9年ぶり9度目のリーグ制覇という最高の成果をもたらした。
3.6億円という金額は決して安くないが、現在の鹿島で彼が担っている役割の大きさを考えれば、クラブの象徴を連れ戻すための価値ある投資だったと評価できるはずだ。

