明治安田J1百年構想リーグは4節を消化し、浦和レッズは2勝1PK敗1敗の勝ち点7で、EASTでは4位という位置につけている。昨季から続くマチェイ・スコルジャ体制で、変わったものも変わらないものもある。プレシーズン、そしてこの4試合から見えてきた戦い方と弱点を分析する。(取材・文:編集部)[2/2ページ]
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課題としての認識はあるのか?
スコルジャ監督は「(セットプレー)守備のシステム自体を変えようとはしていません。本日もセットプレーから2失点し、昨季もその数値(被ゴール期待値)が高いことを考えれば、もう少し深く分析するのが必要かもしれません」と話したが、課題としての認識そのものが浅かったのかもしれない。
実は、昨季にセットプレーのゴール期待値が最も高かったのも浦和だった。セットプレーには高さという要素が絡むので、同じチームの攻守でこれだけ差が生まれるのは不自然だ。鹿島戦でゴールが生まれたように、セットプレーの攻撃で期待感のあるプレーは続いている。それだけ守備戦術の整備が必要と見ることができ、明確な弱点なので改善は急務だろう。
ロングボールが多くなったとしても前線に素早く押し上げて、高い位置でゲームを運ぼうとする試みには一定以上の成果が見られると言えるだろう。あとは、それを補完するようなゲーム運びに関する部分や、セットプレー守備には明確な伸びしろがある。
わずか18試合で終わってしまうリーグ戦だけに改善のために使える時間は短いが、開幕からの1カ月では1位通過が現実的な位置につけるスタートを切った。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場を目指した戦いを続けるためにも、次のステップを素早く形にしていきたい。
(取材・文:編集部)
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