
明治安田J2・J3百年構想リーグの開幕ベストクラブ5選【写真:Getty Images】
特別大会『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』が2月6日に開幕した。地域ごとに分かれるリーグ戦、頻発するダービー、手に汗握るPK戦の実施など、“一度きり”の大会は早くも盛り上がっている。群雄割拠のJ2・J3百年構想リーグでは、開幕からロケットスタートを切ったクラブが複数出現。2026/27シーズンに向けて好調な滑り出しを見せている。今回は、J2・J3百年構想リーグの開幕ベストクラブ5選を紹介していく。
※本記事のデータはデータサイト『transfermarkt』とJリーグ公式サイトを参照しています。(情報は3月8日時点)[4/5ページ]
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テゲバジャーロ宮崎

2026年リーグ戦1位のテゲバジャーロ宮崎【写真:Getty Images】
監督:大熊裕司
地域リーグラウンド:WEST-Bグループ
2026リーグ戦成績:勝 5/PK勝 0/PK負 0/負 0(勝ち点15)
順位(現時点):1位
明治安田J2・J3百年構想リーグで最も輝いているのが、一度もPK戦を経ずにリーグ唯一の5戦全勝を記録しているテゲバジャーロ宮崎だ。
宮崎は徹頭徹尾自らのプレーモデルを貫いている。
前線からの連動したハイプレスで相手のビルドアップを制限し、一度ボールを奪えば鋭いショートカウンターでゴールを急襲する。ボール保持にこだわっていないのはデータが示しており、平均ボール支配率はリーグ31位(44.9%)と低い水準にとどまっている。
相手にボールを持たれても全勝を維持してWEST-Bグループの1位に立てているのは、訪れたチャンスを確実に仕留める力があるからだ。
シュート決定率はリーグ2位(22.7%)。攻撃の仕上げ役を担うエースフォワードの土信田悠生は5戦5発と絶好調で、得点ランキング首位に立っている。裏への抜け出しで2ゴール、ヘディングで2ゴール、ゴール前でフリーになって1ゴールと、得点パターンが豊富なのも評価に値する。
3-2で競り勝ったギラヴァンツ北九州戦(2026年3月7日/地域リーグラウンド第5節)後、土信田は「5連勝というのはありますが、自分たちの場所はここではないと思っています」(同日掲載/Jリーグ公式サイトより)とコメントを残している。
完璧な開幕スタートを切ったなかで、現状に満足せずさらなる高みを見据えているのは頼もしい限りだ。これは土信田のみならず、チーム全体で共有されているマインドなのだろう。
積極性が勝利に結びつき、勝利が積極性を増幅させる。今の宮崎は、そんな好循環の中にいると言える。