
柏レイソルでプレーする細谷真大【写真:Getty Images】
明治安田J1百年構想リーグ第6節が14日に行われ、柏レイソルはFC町田ゼルビアと対戦した。過密日程を戦う町田に比べると有利に思われたが、柏は0-1で敗北。昨季躍進を遂げたチームが、目下のところEAST部門で最下位に沈んでいる。この苦境に対し、エースの細谷真大は自身に矢印を向けながらフィニッシュ精度の重要性を口にする。(取材・文:元川悦子)[2/2ページ]
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「FWが点を取らないと勝てない」

FC町田ゼルビア戦後の柏レイソルの選手たち【写真:Getty Images】
「相手が中を固めているなというくらいの感覚なんで、サイドから打開すればチャンスは作れている。あとは個の質の部分だと思います。特に得点に関してはそうですね」と本人もフィニッシュの精度向上の必要性を痛切に感じている様子だ。
結局、この試合も0-1で終了。柏は早くも5敗目を喫した。
勝ち点3のイースト最下位で、首位を走る鹿島との差は13に広がった。百年構想リーグは18試合の短期リーグ。降格はないものの、ここで苦境から脱出できないと、2026/27シーズンにもネガティブな影響がないとは言い切れない。
細谷自身もW杯行きの可能性はかなり低くなっているが、まだ諦めるわけにはいかない。本人は、まず自分自身の結果にフォーカスする構えだ。
「(リカルド監督の)2年目はきつくなると予想はしてましたけど、こういうふうに勝てなくなるとは思っていなかった。難しい時期にいますけど、今やっていることを信じながら、1個1個、質のところで見せられるようにしていきたい。
点を取って勝たせることが自分の仕事だと思いますし、あとはFWが点を取らないと勝てないので、自分含めカキもそうですし、FWが引っ張る姿勢は必要なのかなと思います」
町田戦を見ていても、細谷がピッチに立つことでゴールが奪えそうな予感は確実に増した。あとはそれを結果につなげるだけだ。柏の想定外の苦境を救うエースの存在価値をぜひとも示してほしいものである。
(取材・文:元川悦子)
【著者プロフィール:元川悦子】
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。
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