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「もっとやらなければいけない」横浜F・マリノス、遠野大弥が“素敵な一日”で首を傾げた理由。「2点をリードするまでは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 菊地正典 photo by Getty Images,Editor

横浜F・マリノス、遠野大弥
横浜F・マリノスの遠野大弥【写真:Getty Images】



 明治安田J1百年構想リーグ第6節が14日に行われ、横浜F・マリノスはジェフユナイテッド千葉に2-0で勝利し、今季2勝目を挙げた。誕生日に先制点を決め、チームの勝利に貢献した遠野大弥。本人にとって完璧な一日だったと言えるかもしれない。だが、試合後に見せたのは満足とは程遠い表情だった。長期離脱から復帰してまだ間もない中で決めたゴールの裏で、遠野は自分自身のプレーに何を感じていたのか。(取材・文:菊地正典)[2/2ページ]
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「もっとやらなければいけない」

横浜F・マリノス 遠野大弥
横浜F・マリノスの遠野大弥【写真:Getty Images】

「反省する部分が多かったので。ゴールを決めて、2点をリードするまではよかったんです。でも、疲れているときのプレーがまだまだだと感じました」

 千葉戦は今季、すなわち右アキレス腱断裂の大ケガから復帰して以降、最長のプレータイムになった。7カ月強、公式戦から遠ざかり、復帰してまだ6試合目。フル出場になればFC町田ゼルビアと対戦した2025年5月31日まで遡らなければならない。ゲーム体力が戻りきっていないのも致し方ないと思える。

 それでも、遠野はあくまでいまに目を向ける。

「疲れてからはミスが多かった。反省する部分が多かったです。疲れている中でも、もっとやらなければいけないと感じました」



 明治安田J1百年構想リーグの目標は2桁ゴール。プレーオフラウンドを含めれば残り14試合。2試合1点のペースでちょうど届く数字だが、これまでの3ゴールはPKでの1ゴールとCKの流れからの2ゴール。流れの中でのゴールはない。

「セットプレーだけの選手にはなりたくないですし、一番は流れの中から決めたい。チームとして点を決めたいです」

 セットプレーでも個の力で決めてもゴールはゴールだが、チームとして崩して自身がフィニッシュすることが最上の喜び。この勝利で今季2勝目となったチームをもっと勝たせなければならないという思いも含め、遠野は現状に満足せずに先を見据えている。

(取材・文:菊地正典)

【著者プロフィール:菊地正典】
福島県出身。埼玉大学卒業後、当時、日本最大級だったサッカーモバイルサイトの編集・ライターを経て、フリーランスに。主にサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の記者として活動し、横浜FC、浦和レッズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、横浜F・マリノス、川崎フロンターレの担当記者を歴任。著書に『浦和レッズ変革の四年 〜サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日〜』(スクワッド)、『トリコロール新時代』(スクワッド、三栄書房)がある。Xのユーザー名は@masanorikikuchi

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【了】

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