柏レイソルの瀬川祐輔【写真:Getty Images】
明治安田J1百年構想リーグ第8節が3月22日に行われ、柏レイソルは水戸ホーリーホックに3-0で快勝し、今季ホーム初勝利を挙げた。試合を決定づける追加点を奪い、チームの連勝に貢献した瀬川祐輔。昨季2位と躍進したが、開幕から3連敗を喫し、思うような結果を残せていないチームの現状を32歳のアタッカーはどう感じているのか。(取材・文:竹中愛美)[2/2ページ]
「“自分が決める”と思っていたら」瀬川祐輔の中にある感覚
3点目を決めて、チームメイトと喜びを分かち合う柏レイソルの瀬川祐輔【写真:Getty Images】
「きょうもゴールが入る前にもっと簡単なシュートがあったんですけど、ああいうところに入ることは今年やっている。決めている・決めていないは置いといて、ちゃんと研ぎ澄まされている感覚はある。ゴールを決められるポジショニングの感覚は良い手応えを持っています」
出場時間はおよそ35分間だったが、積極的にチャンスに絡んだことが結果として、2試合連続ゴールに繋がっていることを本人は否定しなかった。
「(ゴールを)決めたらボールも自然と寄ってくるし、“自分が決める”と思っていたら自然とボールは来るので。あとは、決めているからこそ、佳穂が見てくれるし、(パスを)出してくれる。僕が点を決めていなかったら、たぶんボールは出てこないと思うので、良い相乗効果になっているかなとは思います」
次節はおよそ2週間後。代表ウィークで中断となるが、この期間を良い時間にして、日立台に戻ってくることを誓った。
「点を取れたことは、個人としては良かったと思います。どんな形でもチームには貢献したいですけど、スタートで出たいという気持ちが強いから、そこの目標は崩さずに、そういう姿勢でまた中断期間を過ごしていきたいなと思っています」
柏の中で消えかかっていた火が再び燃えていく。瀬川のゴールへの意識と強い気持ちは、その火をさらに強く点火することだろう。
(取材・文:竹中愛美)
【著者プロフィール:竹中愛美】
1990年、北海道生まれ。Jリーグ開幕で世の中がサッカーブームに沸いていた幼少期、「入会したらヴェルディ川崎のボールペンがもらえる」の一言に釣られて地元のクラブでサッカーを始める。以降、サッカーの魅力に憑りつかれた日々を送ることに。ローカルテレビ局時代に選抜甲子園や平昌冬季五輪、北海道コンサドーレ札幌などを取材し、2025年よりカンゼンに所属。FWだったからか、この限られた文字数でも爪痕を残したいと目論むも狭いスペースの前に平伏す。ライターとして日々邁進中。
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