明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第8節で、鹿島アントラーズはジェフユナイテッド千葉と対戦し、2-1で勝利した。この勝利で7連勝とし、中3日で行われた3連戦にも全勝。シーズン終盤や来季に控える過密日程を前に、濃野公人は頼もしさを増している。(取材・文:加藤健一)[2/2ページ]
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中3日の連戦で見せた姿
「これからACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)が始まったら、中3日、中2日が当たり前になる中で、ここでパフォーマンスを落としてしまうのを鬼さん(鬼木達監督)に見せてしまうと、鬼さんも胸張って中2日で起用できないと思う」
この3試合で試合終盤に大きくパフォーマンスを落とすことはなかった。サイドバックという負荷の高いポジションで、その状態を維持できていること自体が成長の証明でもある。
今季はまだゴールもアシストもない。「攻撃も守備も、もっとできることを増やしていかないといけない」と満足する気配はないが、そのパフォーマンスに手応えはある。
「数字はつかなかったですけど、自分の中ではいいフィーリングを見せられた」
結果に一喜一憂するのではなく、内容と成長に目を向ける濃野。より厳しい戦いが待つ中で、鬼木監督がサイドバックに求める基準は高い。
その中で、濃野は確かに前進している。
ミスを恐れない姿勢。身体と向き合い続けてきた時間。そして、チームの中での役割を理解した上でのアグレッシブさ。
飄々としたそのプレーの裏で、プレーは少しずつ成熟している。
(取材・文:加藤健一)
【著者プロフィール】
1993年生まれ、東京都出身。『フットボール批評』、『ジュニアサッカーを応援しよう!』(ともにカンゼン刊)の編集を経て、フットボールチャンネル編集部に。『育成主義』(曺貴裁著)、『素直 石川直宏』(馬場康平著)などの書籍編集を担当。箸とペンは左利きだが、スポーツはだいたい右利き。2023年より日本代表を取材。Twitter:@katoken97
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