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「ライバル心みたいなのも」同世代の存在が岡村大八の心を掻き立てる。FC町田ゼルビアが勝つために試行錯誤していること【コラム前編】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Getty Images,Editor

FC町田ゼルビア 岡村大八

FC町田ゼルビアの岡村大八【写真:編集部】



 FC町田ゼルビアは日本時間4月18日、サウジアラビアで開催されるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズへ臨む。守備の要として期待されるのが加入2年目の岡村大八。現在3位につけている百年構想リーグでの戦い、今季取り組んでいることなど、今どんなことを思い、プレーしているのか、岡村の現在地に迫った。(取材・文:竹中愛美)[2/2ページ]

【単独インタビュー/取材日:4月9日】

「ライバル心みたいなのも…」岡村大八の心を掻き立てる存在

水戸ホーリーホックにPKで勝利し、記念撮影をするFC町田ゼルビア

同世代には相馬勇紀や中山雄太、菊池流帆、西村拓真らがいる(下段左から3番目に中山、相馬、岡村大八、増山朝陽が並ぶ)【写真:Getty Images】

「試合に出るところに関しては割と理想的な、(黒田剛)監督にも信頼していただいていますし、試合にも使っていただけているので、そういった面では割と満足はしているかなと。

 ただ、プレーしている自分のパフォーマンスの内容、チームにもたらす結果に関してはまだまだ全然満足しないですし、もっともっと勝ちにこだわって、チームを引っ張っていって、声でも背中でもこのチームの中心にいなければいけないと個人的には思っています」

 指揮官からの信頼を得ているからこそ、自身のプレーで、チームに貢献したいという思いは一層増す。目指すものが高いところにあるというのもあるが、そうした自覚が言動にも表れるのだろう。

「自分の年齢ももう29歳ということで若くない年齢。ベテランにも差し掛かっている年齢だと思います。上には(昌子)源くんだったり、(下田)北斗くんだったり、背中で、声で引っ張れる選手もいますけど、そういった選手に頼らず、自分ももっとチームを引っ張っていける存在にならなければいけないと思っています」

 奇しくもそうした思いを持つ者がこの町田にはたくさんいる。それも同世代で、である。

 1996年4月から1997年3月生まれまでの同学年は岡村のほかに、相馬勇紀や中山雄太、菊池流帆、西村拓真、増山朝陽、ドレシェヴィッチ、ネタ・ラヴィ、ナ・サンホと実に8名にのぼる。

「同世代の中でやっぱりライバル心みたいなのもあります」と大いに刺激を受けているようで、それぞれの選手について話してくれた。



「雄太、相馬は代表でやってきて、海外でやっていた考え方や文化の違い、仲間に求めるレベルの高さ、そういったところにも影響を受けて、チームにどういう影響をもたらせばいいかを常に考えながら行動しています。

 国内でずっとやっていたメンバーでもACLとかを経験している拓真やファイター気質の流帆、ムードメーカーの朝陽、いろんな特徴の選手がいながら、みんなで切磋琢磨し合って、日々日常を取り組んでいるのは感じます。

 彼らのおかげで僕も頑張れていますし、僕も僕の影響で彼らが頑張れると言ってもらえるようにしていかなければいけないと思っています」

 岡村の思いもそうだが、同世代の心強い仲間がいることも町田の強みのひとつと言ってもいいかもしれない。

 ベテランと若手の間をうまく取り持ちながら、岡村がチームの中心となっていく未来も見てみたいものだ。

 百年構想リーグは後半戦へ突入したが、岡村が今取り組んでいる課題とどれだけ向き合い、26/27シーズンに繋げられるか、納得した表情が少しでも見られることを楽しみに、今後も見守っていきたい。

(取材・文:竹中愛美)

【著者プロフィール:竹中愛美】
1990年、北海道生まれ。Jリーグ開幕で世の中がサッカーブームに沸いていた幼少期、「入会したらヴェルディ川崎のボールペンがもらえる」の一言に釣られて地元のクラブでサッカーを始める。以降、サッカーの魅力に憑りつかれた日々を送ることに。ローカルテレビ局時代に選抜甲子園や平昌冬季五輪、北海道コンサドーレ札幌などを取材し、2025年よりカンゼンに所属。FWだったからか、この限られた文字数でも爪痕を残したいと目論むも狭いスペースの前に平伏す。ライターとして日々邁進中。

 

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【了】
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