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コラム 3時間前

【日本代表の記者が徹底予想】W杯メンバー26人はどうなる? 森保一監督の言葉から得るヒントとは?

シリーズ:コラム text by 河治良幸 フリーライター photo by Getty Images
円陣を組むサッカー日本代表
W杯メンバー発表が迫るサッカー日本代表【写真:田中伸弥】



 FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表のメンバーが15日(金)に発表される。果たして、メンバーには誰が選ばれるのだろうか。今回は、長年に渡り日本代表を現場で取材し続ける河治良幸氏に、W杯メンバーを徹底予想してもらった。(取材・文:河治良幸)[2/3ページ]

鈴木唯人の負傷で再浮上する鎌田のシャドー案

サッカー日本代表MF鎌田大地
サッカー日本代表の鎌田大地【写真:Getty Images】

 MFは鎌田大地、佐野海舟、藤田譲瑠チマ、田中碧、守田英正の5人がボランチ枠に入る見込みだ。

 イギリス遠征でキャプテンを任された堂安律を筆頭に、伊東純也、三笘薫、中村敬斗がWBとシャドーを兼任出来る存在として計算されている。

 三笘に関しては直近の試合で負傷してしまったが、長期に渡る離脱ではない限り、日本代表に名を連ねるだろう。それほど、替えの利かない存在である。

 久保建英はシャドーのキーマンで、佐藤龍之介が中盤、サイド、前線をこなせるマルチ枠となる。

 守田に関してはこれまでの扱いから“選外”の可能性も考えていたが、南野の離脱に続き、イギリス遠征で評価を上げた鈴木唯人が先日行われたリーグ戦で鎖骨を負傷。森保監督は、鈴木唯人がW杯に間に合う可能性を示唆し、本人も「間に合いそう」という希望をコメントした。

 ただ仮に、鈴木唯人の選出が難しいと想定した場合、ボランチの軸になりつつあった鎌田をシャドーに戻すプランも再浮上する。

 基本は久保、伊東、三笘で回せるが、彼らの推進力を生かすより、前線でタメを作りたい時に鎌田をシャドーに置く選択肢は依然として有効だ。



 田中と藤田は中盤のフィルターを厚くしたり、トランジションで大きな役割を果たせるが、組み立てに関しては鎌田が頼りになる。

 その鎌田をシャドーで起用したり、あるいはピッチにいない時に頼りになるのは守田だろう。

 これまでキャプテンを担ってきた遠藤も100%なら間違いなく重要なピースだが、守田を入れる場合のボランチの枚数が過多になるため、ここでは泣く泣く外した。

 佐藤のところは佐野航大とどちらにするか、相当に悩んだ。

 一方で、イギリス遠征で初招集されて、アピールに成功したかに見えた塩貝健人が、その後の所属クラブで出場機会を減らしていることで、彼も当初の予想から選外に回った。

 それを踏まえて、鈴木唯人の負傷離脱もある中で、試合を決める仕事ができるタレントが誰かと考えたら、百年構想リーグで好調の佐藤が浮上したわけだ。

 佐藤はイギリス遠征はコンディション不良で出番なく終わり、相当苦しい立場に立たされたが、流れが向いてきているのは確かだ。

最大8試合をどう戦う?滑り込み選出もありうる“ジョーカー枠”とは

ブラックバーンFW大橋祐紀
ブラックバーンに所属する大橋祐紀【写真:Getty Images】

 FWはエースの上田綺世を筆頭に、後藤啓介、前田大然、大橋祐紀を選んだ。

 これまでの代表活動で確かな働きを考えても、順当なら小川航基と町野修斗が有力だが、やはり所属クラブで出番が限られているのがネックになっている。

 大橋を抜擢したのはチャンピオンシップ(イングランド2部)で、スタメン出場を続けていることが大きい。

 大橋ならば1トップでも2シャドーでも仕事ができ、ジョーカー的な起用も可能だ。後藤は基本的に上田の控えで、シャドーもオプションになる。



 しかし、過密日程での最大8試合という長丁場を考えると、1トップでのスタメンを任される機会もあるかもしれない。

 また26人のメンバーには入れられなかったが、ブラックバーンで大橋とホットラインを形成するMF森下龍矢も絶好調であり、シャドーとWBのオプションとしても、ムードメイカーとしても、サプライズ候補として名前をあげておく。

 日本最速のスピードスターである前田はFWに入れているが、スコットランド代表戦で見せたように、中村に次ぐ左のWBとして想定される。

 しかし、記者の取材を通じて森保監督は、これまで見せていないオプションを本番用に温めていることを示唆しており、そのひとつが前田の前線復帰だとしたら、対戦相手にとっては極めて厄介な存在になるはずだ。

(取材・文:河治良幸)

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