W杯メンバー発表が迫るサッカー日本代表【写真:田中伸弥】
FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表のメンバーが15日(金)に発表される。果たして、メンバーには誰が選ばれるのだろうか。今回は、長年に渡り日本代表を現場で取材し続ける河治良幸氏に、W杯メンバーを徹底予想してもらった。(取材・文:河治良幸)[1/3ページ]
森保一監督の発言を踏まえて再考する26人

サッカー日本代表の森保一監督【写真:田中伸弥】
5月15日のFIFAワールドカップ(W杯)メンバー発表が迫っている。
しかし、イギリス遠征の後にも良いこと悪いこと、様々なことが起きており、最終メンバーを予想する側の悩みも増すばかりだ。
そんな中、1つヒントになる言葉が森保一監督からあった。
選考はほぼ固まっているとした上で、代表スタッフの中ではサプライズではないが、世間から見たら驚きはありうるという発言だ。
これが怪我人の復帰を指すのか、これまで未招集の若手、あるいはしばらく招集されていないタレントのことを指すのかは不明だが、外から見える情報だけでは難しいチョイスもありそうだ。
筆者も別メディアの記事で、すでにメンバー予想の記事を書かせていただいているので、差別化ではないが、頭をフレッシュにして再考。
これまでの実績や経験、イギリス遠征での起用法やパフォーマンスをベースにしながら、最新情報や森保監督の意図を汲みながら、あらためて26人のメンバーを選んでみた。
揺るがぬGK構図。サプライズ候補に挙がるのは…

サッカー日本代表の守護神、鈴木彩艶【写真:田中伸弥】
GKは守護神の鈴木彩艶を筆頭に早川友基、大迫敬介の3人でほぼ決まりだろう。
代表に入りうる実力者の名前をあげたらキリがないが、やはりGKというのは日々のトレーニングのルーティーンから試合の90分まで、継続性と安定感が極めて重要なポジションだ。
そうした意味でも、正GKの鈴木彩艶に適度な緊張感を与えられる早川と大迫の存在は大きい。
それを踏まえてサプライズがあるとすれば“ダン”ことシュミット・ダニエルの復帰と見ている。
百年構想リーグで早川と同等に近いパフォーマンスを発揮しており、チームがやや苦境にある大迫より評価は上と見ている。
何より、前回のカタールW杯でセカンドGKを務めた経験がある。
“森保ジャパン”の下田崇GKコーチが記者の取材を通じて、プロセスの段階では競争を優先しているが、最終的にベテランを選ぶ可能性に言及していた。
経験という基準では権田修一や川島永嗣もいるが、現在の状態を評価してもシュミットは適任だ。
順当なら鈴木彩艶、早川、大迫というエクスキューズは付いてしまうが、推察を加えてシュミットを選ばせてもらった。
4バックも想定。森保ジャパンDF構成の鍵は…

サッカー日本代表の安藤智哉【写真:田中伸弥】
DF枠は8人だが、純粋なセンターバックは冨安健洋、渡辺剛、谷口彰悟、鈴木淳之介、伊藤洋輝、安藤智哉の6人で、菅原由勢と長友佑都はウイングバック(WB)をメインに、大会中に4バックを使う場合のオプションとしても想定している。
当初は3月のイギリス遠征を負傷辞退した安藤ではなく、常連メンバーの瀬古歩夢を選出する想定だった。
しかし、安藤の戦線復帰が想定以上に早く、パフォーマンスを上げている点、守備だけでなくセットプレーの得点力やパワープレー、相手のパワープレーへの対応力も兼ね備えていることが選出を後押しした。
飛び道具的なオプションとして望月ヘンリー海輝も考えられたが、安藤なら両方の役割で計算が立ちやすい。
また、精神的な支柱でもある長友に関してはフィフティーフィフティーと考えているが、MFのところで触れる遠藤航の選考も関係している。
右太腿裏の負傷からようやく全体メニューに復帰してきたが、大きな手術をした遠藤や南野拓実と違い、開幕戦まで十分に戻すことは可能だろう。あとは限られた試合でどこまで“復活”をアピールできるか。