W杯メンバー発表が迫るサッカー日本代表【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表のメンバーが15日(金)に発表される。果たして、メンバーには誰が選ばれるのだろうか。今回は、長年に渡り日本代表を現場で取材し続ける西部謙司氏に、W杯メンバーを徹底予想してもらった。(取材・文:西部謙司)[1/2ページ]
26人の枠はほぼ決まり。残るは3つの余白

サッカー日本代表の冨安健洋【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会へ臨むサッカー日本代表の26人に誰が選ばれるか。メンバーの大半は容易に予測できる。
直近のイングランド代表戦でプレーしたメンバーに、バックアップと負傷から復帰する選手を考慮すれば自動的に決まるものと思っていた。
しかし、ここにきて少し事情が変わってきている。
基本的な考え方としてGK3人、フィールドプレーヤーが23人。つまり、フィールドプレーヤーは各ポジションに最少で2人ずつになり、この20人にプラス3人を選べる。
どこにプラス選手を設定するかが難しい。
GKの3人は無風区。鈴木彩艶、大迫敬介、早川友基で決まりだろう。
3-4-2-1システムの3バックは渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝、板倉滉、瀬古歩夢、鈴木淳之介の6人が軸となる。この6人にプラス1として冨安健洋を選ぶかどうか。
他のポジションに問題がなければ、冨安を7人目として選出することは有力と考えられる。
例えばキリアン・エムバペなど、対戦相手に理不尽系のFWがいる場合の対策として切り札となる存在だからだ。
ワンポイントの起用だとしてもそれだけの価値はある。
あとは本人のコンディションと他のポジションとのバランスによるだろう。
ボランチの構成は既定路線。その中で残るプラス1の選択

サッカー日本代表の守田英正【写真:Getty Images】
ボランチは鎌田大地、佐野海舟が決定的。バックアップは田中碧、佐野航大、藤田譲瑠チマ、守田英正、遠藤航の中から2人ないし3人を選ぶ構図になる。
負傷していてシーズンの大半をプレーしていない遠藤をどう考えるか。
ボランチは消耗が激しくバックアップの2枠は絶対に必要で、その中に負傷者を含めることは考えられない。
強度型として佐野航大と藤田の争いは、シャドー兼任で佐野航大が優勢とみる。
プレーメーカー型としては田中、守田が軸になる。
森保監督のこれまでの選出傾向を踏まえれば田中の優先度は高いが、守田をプラス1として加える選択も十分に現実的だ。
遠藤の状態次第だが、ボランチのプラス1としては負傷していない守田の優先度が高いのではないか。
三笘薫をどう扱うか。揺れる左シャドーの最終判断

サッカー日本代表の三笘薫【写真:田中伸弥】
ウイングバックは右が堂安律と菅原由勢、左は中村敬斗、前田大然を選んだ。
問題はシャドーだ。右の伊東純也、久保建英はすんなり決まる。
左は三笘薫、鈴木唯人が想定されていたが、いずれも負傷離脱中となっている。
負傷の程度次第では2人とも選外となる可能性はある一方で、ノックアウトステージに間に合う見込みがあるのであれば三笘は残しておきたい。
シャドーを担える選手は伊東、中村、堂安、佐野航大、鎌田が揃っており、人材面で大きな不足はない。
負傷の状態にもよるが三笘は選出しておいて、当面は他の選手で穴埋めをするという構想が現実的になる。
その場合でも負傷者を2人同時に抱える選出はリスクが高く、三笘と佐藤龍之介が選出され、鈴木が外れる可能性が高いという見立てになる。
1トップは上田綺世が絶対的な存在となり、バックアップとして後藤啓介、さらにプラス1としてに塩貝健人を加える構図が考えられる。
消耗や負傷が起こりやすいポジションなのでバックアップは2人欲しいところだ。
前田をトップで起用できるが、スコットランド代表戦で試した1ボランチ、2シャドー、2トップという最大限攻撃的なシステムを使うなら、塩貝の運動量が必要になる。
上田の次に得点力があるFWを選ぶのではなく、違う視点で選ばれるべき人材と予想する。
(取材・文:西部謙司)