
サンフレッチェ広島の中野就斗【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は13日、都内でレフェリーブリーフィングを行い、扇谷健司JFA審判委員会委員長、佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ担当統括が登壇した。今回の開催では、明治安田百年構想リーグ第16節までに起きた事象について解説された。(取材・文:編集部)
JFAが見解を表明「見せるべきでは…」
今回のレフェリーブリーフィングで佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ担当統括は、「コンタクトプレーの基準を上げる」ことについて複数のシーンを取り上げた。
その1つとして、5月2日に行われた明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第14節のファジアーノ岡山対サンフレッチェ広島のワンシーンが紹介された。
65分、岡山側のペナルティエリア内で、河野孝汰(岡山)と中野就斗(広島)が接触。前者が後者の足首付近に足裏で接触したシーンを取り上げた。
この場面では、両者ともにボールへ視線を送る中で接触しており、プレーはそのまま流れたものの、その後VARが介入した。
今回のブリーフィングでは、VARチェック時の会話が公開された。主審は「アクシデンタル」と判断していたが、VARサイドは「アクシデンタルに近いと思うけど、一回見て決めていいよ」と互いに悩んでいた様子が明かされた。
結果、主審は「ノーファール」とジャッジ。それに対して佐藤氏も「ノーファールと判断したなら支持したい」と述べている。
一方で、佐藤氏はVARの在り方について語った。
「オンフィールドレビューで見せたことがどうだったか。この映像がジャイアントスクリーンにも流れる。スローモーションやピクチャーでクリアに表示された時、どのように受け取られるか」と指摘。それに続いて「我々は見せるべきではなかった」と見解を明らかにした。
また、VARが介入する基準について、「VARとしてはノーだと思ったら、その気持ちを大事にしてほしい」とコメントし、この事例についてプロフェッショナルレフェリーのキャンプで共有すると述べた。
(取材・文:編集部)
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