5大会ぶり10回目(チェコスロバキア時代を含む)のW杯出場となるチェコ代表【写真:Getty Images】
チェコ代表は日本時間6月12日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグA組で韓国代表と対戦する。チェコは欧州予選プレーオフを勝ち抜き、2006年ドイツ大会以来となるW杯出場を決めた。5大会ぶり10回目(チェコスロバキア時代を含む)の大舞台へ、どのような戦いを経て辿り着いたのだろうか。
PK戦2連勝。激闘のプレーオフを制してW杯へ
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今回の欧州予選は、欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟する54チームが4チーム所属の6グループと5チーム所属の6グループ、計12グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式で実施された。
北中米W杯から本大会出場国数が32から48へ拡大されたことに伴い、UEFAの出場枠も13から16へ増加。各グループ首位の12チームがW杯出場権を獲得し、各組2位の12チームはUEFAネーションズリーグ上位4チームを加えた計16チームによるプレーオフに進出するレギュレーションとなっている。
チェコは欧州予選グループLでクロアチアに次ぐ2位となり、プレーオフへ進出。本大会出場のためには、一発勝負の戦いを勝ち抜く必要があった。
迎えたプレーオフ準決勝の相手はアイルランド代表だった。チェコは2点を先行される苦しい展開を強いられたものの、パトリック・シックのPKなどで追いつき、PK戦の末に勝利。劇的な粘りを見せ、決勝進出を果たした。
続くデンマーク代表との決勝でも激闘が待っていた。前半3分に先制しながら追いつかれ、延長戦を含む120分でも決着はつかず。それでも、再びPK戦を制し、2006年ドイツ大会以来となるW杯出場権を獲得した。
プレーオフで際立ったのは、チーム最大の武器である高さだった。今大会登録メンバーの半数以上が180センチを超える長身選手で構成されており、セットプレーは大きな得点源となっている。プレーオフで挙げた4得点のうち3得点がコーナーキックから生まれ、残る1得点もロングスローを起点としたものだった。
2025年12月に代表監督へ就任したミロスラフ・コウベク監督は、74歳にして初めてチェコ代表を率いることになったベテラン指揮官だ。「ティキ・タカのようなサッカーはできない」と語るように、守備時は5バックで中央を固め、ボールを奪えば素早く縦へ運ぶ堅実なスタイルを志向している。
高さとフィジカルを活かしたセットプレー、そして、粘り強い守備を武器に激戦のプレーオフを勝ち抜いたチェコ。
チェコスロバキア時代を含めれば10度目のW杯出場となるが、チェコとして独立後はまだW杯のグループリーグを突破したことがない。20年ぶりに帰ってきた世界最高峰の舞台で、新たな歴史を刻めるだろうか。
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