カタール代表のフレン・ロペテギ監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。カタール代表は14日、スイス代表と初戦を戦う。2大会連続2回目の出場となるカタール代表の指揮官を紹介する。
スペイン代表も率いた経験豊富な名将
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カタール代表を率いるのはスペイン出身のフレン・ロペテギ監督だ。
1966年生まれの現在59歳。現役時代はゴールキーパーとしてプレーし、レアル・マドリードやバルセロナに所属した経験を持つ。スペイン代表にも選出され、1994年アメリカW杯のメンバー入りを果たしたが、本大会での出場機会はなかった。
引退後はスペイン各年代別代表を率い、U-19欧州選手権やU-21欧州選手権で優勝。その手腕が高く評価され、2016年にはスペイン代表監督に就任した。
その後はレアル・マドリード、セビージャ、ウルヴァーハンプトン、ウェストハムと欧州の名門クラブを歴任。セビージャではUEFAヨーロッパリーグ制覇を成し遂げるなど、クラブレベルでも確かな実績を積み重ねてきた。
2025年5月、ロペテギ監督はカタール代表の指揮官に就任した。
当時のカタールはW杯アジア最終予選で苦戦が続き、本大会出場が危ぶまれる状況にあった。前任のルイス・ガルシア監督が解任される中、白羽の矢が立ったのが豊富な経験を持つスペイン人指揮官だった。
ロペテギ監督は本来、ボール保持を重視したポゼッションスタイルを得意とする。短いパスをつなぎながら主導権を握るサッカーを志向し、洗練されたビルドアップには定評がある。
就任直後から守備の再整備に着手し、まずは失点を減らすことを優先。粘り強い守備をベースにカウンターを狙う現実的な戦い方へシフトさせた。
カタールはアジア3次予選で4位に終わり、4次予選(プレーオフ)に回ったものの、自国開催だった2022年大会に続く2大会連続のW杯出場権を獲得。開催国枠ではなく、自力で本大会への切符をつかみ取った。
もっとも、チームを取り巻く状況は決して楽観できない。アジアカップ連覇を達成した2024年以降は国際舞台で苦戦が続いており、今大会も下馬評は決して高くない。
それでも、欧州トップレベルで数々の修羅場を経験してきたロペテギ監督の存在は大きい。理論派として知られるスペイン人指揮官は、カタールを再び世界の舞台で戦えるチームへと押し上げることができるだろうか。
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