13大会ぶり2回目のW杯出場となるハイチ代表【写真:Getty Images】
ハイチ代表は日本時間6月14日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグC組でスコットランド代表と対戦する。ハイチは北中米カリブ海予選を勝ち抜き、1974年西ドイツ大会以来となる13大会ぶり2回目のW杯出場を決めた。長い空白の時を経て世界最高峰の舞台へ帰ってきた“レ・グレナディエ”(ハイチ代表の愛称)は、どのような戦いを経て北中米の舞台へ辿り着いたのだろうか。
コスタリカ、ホンジュラスを上回り13大会ぶりのW杯へ
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北中米カリブ海予選は、北中米カリブ海サッカー連盟加盟32の国・地域が参加して行われた。開催国であるアメリカ代表、カナダ代表、メキシコ代表は予選免除となり、残る3枠を争う戦いが繰り広げられた。
予選は複数ラウンド制で実施され、最終となる3次予選の各組首位チームが本大会出場権を獲得。各組2位のうち成績上位2チームは大陸間プレーオフへ進出するレギュレーションとなっていた。
ハイチは2次予選グループCに入り、4試合で3勝1敗。唯一の黒星はキュラソー代表に喫した1-5の敗戦だったが、2位で最終ラウンド進出を果たした。
迎えた3次予選では、W杯常連国のコスタリカ代表とホンジュラス代表、さらにニカラグア代表と同組に入る厳しい組み合わせとなった。
第4節のホンジュラスとのアウェイゲームで0-3の完敗を喫したものの、その後は立て直しに成功。最大のライバルと見られたコスタリカとの2試合で1勝1分とし、グループ突破へ大きく前進した。
そして、最終節でハイチは既に敗退が決まっていたニカラグアを2-0で破り、3位コスタリカと0-0で引き分けた首位ホンジュラスをかわし、グループ首位を確定させた。これにより、1974年西ドイツ大会以来のW杯出場を決めた。
13大会ぶり2回目の出場となるハイチだが、その道のりは決して平坦ではなかった。チームを率いるセバスティアン・ミニェ監督は2024年に就任。不安定な国内情勢の影響でホームゲームを自国開催できず、さらに多くの選手が海外生まれの二重国籍選手という難しい環境の中でチーム作りを進めてきた。
それでも、ミニェ監督は限られた活動期間の中で組織を構築し、コスタリカやホンジュラスを上回る成績で予選突破を実現。指揮官の手腕は高く評価されている。
アメリカ、カナダ、メキシコの開催国勢が不在だったとはいえ、W杯常連国を押しのけて掴み取った切符の価値は大きい。グループリーグではブラジル、モロッコ、スコットランドという強豪国との対戦が待ち受けるが、失うもののない“レ・グレナディエ”が世界を驚かせる可能性は十分にある。
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