
フランス代表 選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、8大会連続17回目の出場となるフランス代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[3/6ページ]
サイドバック
ジュール・クンデ(背番号5)
生年月日:1998年11月12日(27歳)
所属クラブ:FCバルセロナ(スペイン)
25/26リーグ戦成績:30試合1得点3アシスト
代表通算成績:46試合0得点0アシスト
もはや、この男がサイドバック(SB)でプレーすることを嫌がっていたのは遠い過去の話になりつつある。元々センターバックだったジュール・クンデは、FCバルセロナ(スペイン)でチーム事情により右SBに回されると、身体能力を生かした守備と同サイドの味方との連携力によって新境地を開拓した。今では世界最高の右SBの1人と言っても過言ではなく、怪我などのアクシデントさえなければフランス代表のスタメン表に名を連ねるはずだ。
マロ・ギュスト(背番号2)
生年月日:2003年5月19日(23歳)
所属クラブ:チェルシーFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:34試合2得点3アシスト
代表通算成績:9試合0得点3アシスト
類まれな対人守備能力と攻撃センスを持ち合わせた右サイドバック。マロ・ギュストの最大の強みは相手の動きを読んでボールを奪える点にあり、所属クラブのチェルシーFC(イングランド)では守備技術の高さを見せつけている。攻撃に転じれば、ドリブルで状況を打開した後に高精度のクロスを供給。密集地帯を難なく突破できるのは華麗なステップやフェイントといった巧みな技術力ゆえだ。利き足ではない左足のプレーを向上させれば、ディディエ・デシャン監督のファーストチョイスになってもおかしくはない。
リュカ・ディニュ(背番号3)
生年月日:1993年7月20日(32歳)
所属クラブ:アストン・ヴィラFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:31試合0得点6アシスト
代表通算成績:56試合0得点11アシスト
世界最高の左サイドバックとして推すには些か地味だが、リュカ・ディニュの実力に疑いの余地はない。最大の特徴は攻撃面のクオリティにあり、スピードを活かしたオーバーラップと良質なクロスはディニュの代名詞となっている。FCバルセロナ(スペイン)で全盛期を迎えていたジョルディ・アルバの陰に隠れていたのは遠い過去の話。忍耐強く出番を待ち、ピッチ上で自らの長所を表現する術を会得した男は、2026 FIFAワールドカップでフランス代表を支える貴重な“黒子”となるかもしれない。
テオ・エルナンデス(背番号19)
生年月日:1997年10月6日(28歳)
所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア)
25/26リーグ戦成績:31試合5得点2アシスト
代表通算成績:42試合2得点11アシスト
縦への圧倒的な推進力を武器に左サイドの“槍”となるテオ・エルナンデスは、世界屈指の左サイドバックと言って差し支えない。実兄のリュカ・エルナンデスよりも攻撃性能に特化しており、重戦車のようなドリブルで自陣から一気にゴール前まで進出する様は爽快だ。シュート技術も高いため、攻撃時の“プラス1”としてチームに多くのものをもたらす存在である。この男がサイドを独走する時、フランス代表からはゴールの気配が色濃く漂うだろう。
リュカ・エルナンデス(背番号21)
生年月日:1996年2月14日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマンFC(フランス)
25/26リーグ戦成績:25試合0得点3アシスト
代表通算成績:41試合0得点6アシスト
実父と実弟(テオ・エルナンデス)もプロサッカー選手というエリート一家に生まれたリュカ・エルナンデスは、センターバックと左サイドバックを高いレベルでこなせるディフェンダーだ。対人強度とスピードは折り紙付きで、フランス代表の最終ラインに欠かせない人材と言える。アトレティコ・マドリード時代にディエゴ・シメオネ監督の薫陶を受けたことで、相手エースを封殺するハードマークが代名詞となった。一方、守備時の状況判断力にはやや欠ける印象も。
