
フランス代表 選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、8大会連続17回目の出場となるフランス代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[5/6ページ]
フォワード
キリアン・エムバペ(背番号10)
生年月日:1998年12月20日(27歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
25/26リーグ戦成績:31試合25得点5アシスト
代表通算成績:96試合56得点40アシスト
もはや説明不要のスーパースター。フランス代表が2026 FIFAワールドカップで世界の頂点に立つためには、キリアン・エムバペの活躍が必要不可欠だ。圧倒的なスピードと確かなキック精度、そして何より必要なタイミングでゴールを約束してくれるこの男がいかに気持ちよくプレーできるかが、フランス代表の命運を決めるだろう。ロシアW杯決勝でペレ以来2人目となる10代選手としてのゴールを決めた時から8年。27歳となったエースは母国を高みへと導けるか。
ウスマン・デンベレ(背番号7)
生年月日:1997年5月15日(29歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマンFC(フランス)
25/26リーグ戦成績:22試合10得点7アシスト
代表通算成績:58試合7得点5アシスト
遅刻癖や試合中の怠慢プレーを批判されていたのは遠い過去の話になった。サッカーに対してストイックに向き合うようになったウスマン・デンベレは“真のプロフェッショナル”に進化。パリ・サンジェルマンFC(フランス)では持ち前の圧倒的なドリブル技術だけでなく、ここぞという時にゴールを決める絶対的エースとして君臨している。かつての気ままなドリブラーはバロンドーラーとなり、2026 FIFAワールドカップ開幕前に29歳となる。フランス代表の浮沈はこの男の出来に掛かっている。
マルクス・テュラム(背番号9)
生年月日:1997年8月6日(28歳)
所属クラブ:インテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア)
25/26リーグ戦成績:29試合13得点6アシスト
代表通算成績:33試合3得点5アシスト
マルクス・テュラムは、実父に元フランス代表のリリアン・テュラムを持つ“2世フォワード”だ。192cm・90kgと恵まれた体格を活かした強烈な突破力は、「ここでゴールが欲しい」という時の大きな武器となる。かつては高い身体能力に依存したプレーが目立ったが、2023年7月にインテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア)へ加入してからは戦術的にも洗練された選手に進化。ラウタロ・マルティネスのような理想の相棒を持てれば、フランス代表でもより重要な存在となれるかもしれない。
ミカエル・オリーズ(背番号11)
生年月日:2001年12月12日(24歳)
所属クラブ:FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:32試合15得点21アシスト
代表通算成績:15試合4得点3アシスト
キリアン・エムバペやウスマン・デンベレと同様に、フランス代表の中で個の力によって局面を打開できる選手の1人がミカエル・オリーズだ。メインポジションは右ウイングで、カットインからのシュートは破壊力抜群。確固たる“型”を持っていることで、縦方向への突破やアーリークロス、味方を活かすラストパスなども活きる。2024年7月にFCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)へ加入してから、ピッチ上での輝きは増す一方だ。
ブラッドリー・バルコラ(背番号12)
生年月日:2002年9月2日(23歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマンFC(フランス)
25/26リーグ戦成績:29試合11得点2アシスト
代表通算成績:18試合3得点2アシスト
フランス代表ではまだキャリアが浅いものの、ブラッドリー・バルコラに輝かしい未来があるのは誰の目にも明らかだ。縦への突破は非常に鋭く、勢いを削ぐような無駄なタッチや動きは限りなく少ない。メインポジションは左ウイングだが、右ウイングやセンターフォワードとしてもプレーが可能。加速と急停止を自在に使い分けるドリブル技術は必見だ。2024年6月にフランス代表デビューを飾った新鋭は、2026 FIFAワールドカップで母国を代表する絶対的スターの座に登り詰めるかもしれない。
デジレ・ドゥエ(背番号20)
生年月日:2005年6月3日(21歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマンFC(フランス)
25/26リーグ戦成績:23試合7得点6アシスト
代表通算成績:6試合2得点0アシスト
スタッド・レンヌ(フランス)の育成組織で頭角を現し、パリ・サンジェルマンFCで才能を花開かせたデジレ・ドゥエは、フランス代表屈指のヤングスターだ。2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、CL決勝史上初の2ゴール1アシストをマークして優勝に大きく貢献。PSGの三冠達成はこの男の存在なくして実現しなかったかもしれない。ネイマールを尊敬しているだけあり、ドゥエの最大の長所は柔らかなボールタッチを活かしたドリブル。一度ドゥエにボールが渡れば、相手の守備網はたちまちほころびを見せてしまう。
ジャン=フィリップ・マテタ(背番号22)
生年月日:1997年6月28日(28歳)
所属クラブ:クリスタル・パレスFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:32試合12得点0アシスト
代表通算成績:3試合2得点0アシスト
フランス代表入りという結果に驚いているのは、他の誰あろうジャン=フィリップ・マテタ本人かもしれない。今季はクリスタル・パレスFC(イングランド)で精彩を欠く時期もあり、一部サポーターからブーイングを浴びたこともあった。だが、ディディエ・デシャン監督はマテタの身長192cmもの体格を活かした空中戦とポストプレーを評価しているようだ。最前線で時間と空間を作り、ウインガーや中盤の選手を引き立てる能力にも長けているマテタは、センターフォワードの“プランB”となり得る。
ラヤン・シェルキ(背番号24)
生年月日:2003年8月17日(22歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:33試合4得点12アシスト
代表通算成績:5試合1得点1アシスト
現代サッカーでは少なくなった“魅せるファンタジスタ”、それがラヤン・シェルキである。両足を高いレベルで使いこなし、繊細なタッチで密集地帯を難なく攻略してしまう。マンチェスター・シティFC(イングランド)のジョゼップ・グアルディオラ監督もシェルキの創造性溢れるプレーに魅了されている1人で、現地時間2025年12月27日に行われたノッティンガム・フォレスト戦後には「彼の顔に向かって怒鳴りつけたくなる時もあったし、キスしてやりたいと思う時もあった」(イギリスメディア『BBC』)と語ったほどだ。
マグネス・アクリウシェ(背番号25)
生年月日:2002年2月25日(24歳)
所属クラブ:ASモナコ(フランス)
25/26リーグ戦成績:31試合6得点7アシスト
代表通算成績:7試合1得点2アシスト
数年後、2026 FIFAワールドカップは「マグネス・アクリウシェが絶対的なスターになるきっかけとなる大会だった」と言われているかもしれない。最大の長所は対峙する相手を恐怖させ、見る者を魅了するドリブル技術。狭いスペースであっても難なく突破できるのは、絶えずボールを触ることで進行方向と緩急を操っているからだ。左右両足で精度の高いシュートを打てるのもアクリウシェの魅力の1つ。ASモナコ(フランス)では南野拓実と仲が良いものの、漫画『ワンピース』のネタバレを聞くも断られた模様だ。
