ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。ポルトガル代表は日本時間6月18日、コンゴ民主共和国代表との初戦に臨む。7大会連続9回目の出場となるポルトガル代表の指揮官を紹介する。
スター軍団を束ねる柔軟な戦術家
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ポルトガル代表を率いるのは、スペイン出身のロベルト・マルティネス監督だ。
1973年生まれの52歳。現役時代はミッドフィールダーとしてプレーし、引退後は指導者へ転身した。
指導者としてのキャリアはイングランドで築かれた。ウィガン・アスレティックやエヴァートンなどでクラブを率いた後、2016年にベルギー代表監督へ就任。
エデン・アザールやロメル・ルカクらを擁する“黄金世代”をまとめ上げ、2018年ロシアW杯では同国史上最高成績となる3位へ導いた。この成功によって世界的な評価を確立した。
一方で、優勝候補として臨んだ2022年カタールW杯ではグループステージ敗退。結果としてタイトル獲得には至らず、ベルギー代表監督を退任した。
それでも、ベルギーを率いた6年間で61試合を指揮し、47勝を挙げるなど、その手腕への評価は高く、2023年からポルトガル代表の指揮を執っている。
マルティネス監督の特徴は、ボール保持を重視しながらも、状況に応じて戦い方を変えられる柔軟性にある。主導権を握る攻撃的なスタイルを好む一方、強豪相手には守備的なアプローチも辞さない。選手の特長に合わせて配置や役割を変えることにも長けており、固定観念に縛られない采配には定評がある。
また、選手との信頼関係を重視するマネジメントも持ち味だ。就任直後には代表候補選手と積極的に対話を重ね、チーム作りを進めた。クリスティアーノ・ロナウドをはじめとするスター選手たちをまとめ上げながら、2025年にはUEFAネーションズリーグ優勝へ導き、代表監督として初のタイトルも手にしている。
現在のポルトガルは、堅実な守備陣と創造性豊かな中盤、そして決定力を備えた攻撃陣を擁する優勝候補の一角だ。長年悲願とされてきたW杯制覇へ、これ以上ない戦力が揃っている。
ベルギーではあと一歩届かなかった世界一。その悔しさを知るマルティネス監督は、ポルトガル史上初となるW杯優勝を成し遂げることができるだろうか。ロナウドにとって最後となる可能性が高い大舞台で、名将の手腕に注目が集まる。
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