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イラン代表がFIFAへ正式に異議申し立てへ 米国内宿泊禁止や入国制限に不満、政治問題も影落とす北中米W杯

text by 編集部 photo by Getty Images

イラン代表FWメフディ・タレミ

【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)に出場しているイラン代表が、大会期間中の移動を制限されているとして、FIFA(国際サッカー連盟)へ正式な抗議を行う意向を明らかにした。イタリア・メディア『SPORT MEDIASET』が19日に報じている。

イラン代表がFIFAに異議申し立てへ


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 イラン代表は米国内での宿泊を認められておらず、メキシコのティフアナを拠点としている。チームに課されている入国・滞在上の制限が競技面に悪影響を及ぼしているとして、イラン・イスラム共和国サッカー連盟(以下、イラン・サッカー連盟(FFIRI))がFIFAに正式に異議申し立てを行う方針を明らかにしている。

 試合のたびに米国へ移動する必要があり、ニュージーランドとのグループステージ初戦ではフライトや入国審査を含め約5時間を移動に費やしたという。試合後もロサンゼルスでの宿泊は許可されず、その日のうちにティフアナへ戻るよう求められたとされる。

 選手のコンディションを考慮し、イラン連盟はロサンゼルスでの滞在を求めたが認められなかった。アミール・ガレノエイ監督は「移動に多くの時間を費やし、疲労から回復する時間もなかった」と不満を口にし、「今大会で最も厳しい制約を受けている代表かもしれない」と訴えた。

 主将のメフディ・タレミもチームが競技以外の問題に直面している現状を憂慮している。

 また、大会前には代表団の一部に対してビザ発給が認められなかったと報じられている。さらに、21日に行われるベルギー戦に向けても、通常より短い日程でしか現地入りを認められていないとイラン側は主張している。


 一方、ロサンゼルスでは政治的な緊張も見られた。イラン国外最大級のイラン系コミュニティを抱える同地では、スタジアム周辺で抗議活動が行われ、観客席には革命前のイラン国旗が掲げられた。

 それでもガレノエイ監督は「多くのイラン人が応援してくれた」と語り、タレミも「ホームゲームのような雰囲気だった」と振り返っている。

 スポーツと国際政治が交錯する中、イラン代表を巡る一件は今大会が抱える難題の一つとして注視されている。今後、FIFAがどのような対応を取るのか、関心が集まっている。

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