
チュニジア戦のサッカー日本代表【写真:田中伸弥】
目下FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)を戦っているサッカー日本代表。ここまで1勝1分の勝ち点「4」と順調に推移しており、決勝トーナメント進出が濃厚な状況だ。そこで懸念されるのが選手のプレータイム。現地時間25日に行われるグループリーグ第3節・スウェーデン戦を前に、森保一監督は主力の起用をどう考えるのかに注目が集まる。
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消耗の激しい選手たち
チュニジアを4-0で下し、勝ち点「4」。グループF突破が現実味を帯びてきた日本代表にとって、スウェーデン戦の最大のテーマは戦術ではなく「マネジメント」かもしれない。
2試合合計でフル出場(180分)を記録したのは、GKの鈴木彩艶を除くと伊藤洋輝と佐野海舟の2人だ。
伊藤は灼熱のモンテレイでのチュニジア戦も含め、空中戦で身を削りながらパスを散らし、攻守にわたって消耗の大きい仕事をこなし続けた。佐野も中盤でのボール奪取とプレスを90分×2でこなしており、少なからずダメージは蓄積しているはずだ。
「消耗の激しさ」という点では堂安律も特筆すべきだろう。149分という出場時間もさることながら、オランダ戦・チュニジア戦ともに前線からのプレスを高強度でこなし続けている。
三笘薫・南野拓実(久保建英もオランダ戦で負傷)の離脱でアタッカーの選択肢が限られる中、堂安の疲労は攻撃のオプションに影響する。スウェーデン戦での先発回避は現実的な選択肢だ。
冨安健洋は94分とデータ上は“余裕あり”に見えるが、凄まじいクオリティを示していながらフル出場がないことを鑑みると万全なコンディションではない可能性がある。
チュニジア戦で78分に交代させられた背景には、負傷再発への予防的配慮があったとみられる。決勝トーナメントに向けたコンディションのピーク管理を優先するなら、スウェーデン戦でのスタメン回避は十分に考えられる。
一方、プレータイムが少ない選手たちにとって、スウェーデン戦は絶好の出場機会となる。小川航基(15分)、塩貝健人(6分)、瀬古歩夢(11分)らは短い出場時間の中でも持ち味を示せているが、スタメンとしてピッチに立てればまた異なる働きも誇示できるだろう。
グループF首位通過と決勝トーナメントでの勝ち上がり——この2つを同時に見据えたとき、森保監督が「使い続ける」か「休ませる」かの2択を迫られるのは必然だ。
何せどのルートから行ってもブラジル、モロッコ、フランスなどと当たる可能性が高く、修羅の道が待っている。どの相手と戦うことを想定しても、最大限リフレッシュした状態が望ましい。
180分戦ったフィールドプレーヤーが2人しかいない現状は、相当マネジメントが上手く行っていると見ていいだろう。しかし上記3チームと実際に対戦するならば、どれだけ丁寧に準備を進めても十分とは言えない。
チャレンジャー目線だからこそ、できるだけベターな状態を維持したいという考え方は理にかなっているように見える。
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