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「日本が勝利するのではないか」。スウェーデン記者が語る森保ジャパンへの警戒と母国代表の現状【北中米W杯コラム】

シリーズ:北中米W杯コラム text by 鈴木肇 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

26年6月20日 北中米W杯 グループステージF組第2節 オランダ×スウェーデン 大敗を喫したスウェーデン

スウェーデン代表はグループステージ第2節、オランダ代表に5-1で敗れた【写真:Getty Images】



 日本代表は日本時間6月26日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループステージ第3節でスウェーデン代表と対戦する。北欧サッカーに精通する鈴木肇氏が、現地の総合スポーツサイト「SvenskaFans」で主に活動しているヴィリアム・エドストレーム氏に取材し、現在のスウェーデンの実情と日本戦のポイントを聞いた。(取材:鈴木肇、語り手:ヴィリアム・エドストレーム)[2/2ページ]

日本はスウェーデンの完全な対極にあるチーム

日本代表 田中伸弥

グループステージ1勝1分の勝ち点4で現在、F組2位に立つ日本代表【写真:田中伸弥】


 最後に、我々スウェーデン国民が現在の日本をどのように見ているかをお伝えします。一言で言えば、日本は「今のスウェーデンの完全な対極」にある、非常に安定した強固なチームとして、我々から大きなリスペクトを集めています。

 スウェーデンがまるで多重人格のように試合ごとに姿を変え、ジェットコースターのような戦いをしているのに対し、日本はどの試合でも非常に安定しており、チーム全体に隙がありません。

 前線における一発の破壊力という意味では、イサクやギョケレシュを擁するスウェーデンに分があるかもしれませんが、他のすべてのポジションにおいて、日本の方が総合的に優れた選手を揃えていると評価しています。

 欧州のトップリーグで活躍し、印象的なプレーを見せる日本人選手は、かつてないほど増えています。

 個人的な話をすれば、私が応援しているアヤックスの板倉滉と冨安健洋のことはよく知っていますし、特に板倉のプレーはとても気に入っています。セルティックの前田大然も見ていて非常に魅力的で素晴らしいタイプの選手ですね。また、オランダ戦で見せたGK鈴木彩艶のパフォーマンスにも大いに感銘を受けました。

 日本は個々の技術が高いうえに、チームとしての規律と組織力(スウェーデンが失ってしまったもの)を完璧に兼ね備えています。

 果たして、前線の圧倒的な「個」の力で打開を狙う不安定なスウェーデンか。それとも、欧州基準のタレントを揃え、盤石の組織力を誇る日本か。

 我々にとっては苦しい戦いになることを覚悟していますが、両国の誇りがぶつかり合う、素晴らしい試合になることを期待しています。

(取材:鈴木肇、語り手:ヴィリアム・エドストレーム)

【著者プロフィール:鈴木肇】
1978年生まれ。東京都足立区在住。1994年米国W杯で3位入賞したスウェーデン代表に興味を持ち、2002年日韓W杯ではデンマーク代表の虜にもなり、スカンジナビアのサッカーに目覚める。Jリーグでは柏レイソルと松本山雅がお気に入り。

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【了】

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