ブラジル代表は6月29日に行われたFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32で日本代表に2-1の逆転勝利を収め、ベスト16進出を決めた。この試合でFWネイマールが出場機会を得なかったことについて、ブラジルメディア『UOL』は30日、「ネイマールは代表の戦略より上の存在ではないことをアンチェロッティ監督が示した」と報じている。
カルロ・アンチェロッティ監督の決断をブラジルメディアが評価
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ネイマールは第3節のスコットランド代表戦で途中出場を果たしたものの、日本戦では90分間をベンチで過ごした。
後半にはウォーミングアップを行い、スタンドから出場を求める声も上がっていたようだが、ブラジルが同点に追いつくと再びベンチへ戻り、そのまま出番は訪れなかった。
カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、当初は60分から約30分間プレーさせる予定だったと説明。ただし、それはブラジルがビハインドのままだった場合という条件付きだったことを明かした。そのため、同点に追いついたことでゲームプランが変わり、投入を見送ったという。
『UOL』は「ネイマールが招集された時点で最大の疑問は、コンディションが整えばアンチェロッティ監督は本当に起用しない決断ができるのか、という点だった」と指摘。ブラジル国内の期待や“背番号10”の存在感に左右されることなく、指揮官はチームの戦略を優先したと評価した。
また、スコットランド戦では何度もスタンドから「ネイマールコール」が起きた一方、日本戦では出場を求める声は一度だけだったと紹介。ブラジルが試合の主導権を握るにつれて、その声も次第に小さくなったとしている。
同メディアは「ネイマールは特別扱いされる存在ではなく、あくまでチーム戦略の一員であることが示された」と総括。負傷明けという事情もあるものの、アンチェロッティ監督がスター選手であっても試合展開を優先する姿勢を貫いたことは、今後のブラジル代表を占ううえでも象徴的な出来事になったと伝えている。
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