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「自分も負けていられない」同世代の活躍が福岡慎平に火をつけた。京都サンガF.C.の10番が描く理想のボランチ像「そこにプラスして…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Getty Images
京都サンガF.C. 福岡慎平
京都サンガF.C. 福岡慎平【写真:元川悦子】



 京都サンガF.C.は、新指揮官ランコ・ポポヴィッチ監督の下で新シーズンを迎える。その中で大きな飛躍を期すのが、背番号「10」を背負う福岡慎平だ。FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で同世代の活躍を目の当たりにしたことで、さらなる成長への思いを一層強くしている。(取材・文:元川悦子)[2/2ページ]

「20代後半になりましたけど…」

京都サンガF.C. 福岡慎平
京都サンガF.C. 福岡慎平【写真:Getty Images】


「今の世界の6番・8番を見ると、パリ・サンジェルマンのヴィティーニャ(172センチ)だったり、スペインのペドリ(174センチ)が自分と同じくらいのサイズであれだけやっている。彼らから学ぶことは物凄く多いですね。自分も全然可能性があるんだと前向きに感じています。

 年齢的にも20代後半になりましたけど、そこからグングン伸びる選手はいる。まずはポポさんの新しいチームでスタメンとして活躍するところからやっていきたいと思います」と京都の10番は目を輝かせた。

 新シーズンの京都は、Jリーグなどの国内公式戦とACLEを掛け持ちすることになる。その分、選手1人1人にはより一層のタフさが求められるのだ。

 厳しい環境下でコンスタントに活躍することができれば、福岡の価値は確実に上がるはず。まさにこの26/27シーズンは彼のプロキャリアを賭けた勝負の年になりそうだ。

「早くそれを理解して…」

京都サンガF.C. 福岡慎平
京都サンガF.C. 福岡慎平【写真:元川悦子】


「ポポさんは昨季までのいいところを残しつつ、奪ってからのクオリティを上げてほしいと練習で言っています。足元足元というよりもボールを動かしながら3人目を使ったりする攻撃も増やしたいのかなと。そういうバリエーションをいち早く作っていきたいですね。

 守備に関しても今、沖縄キャンプで立ち位置を整理しているところ。曺さんの下で5年以上もやってきた分、染み付いているものがありますけど、ポポさんが求めていることができないと試合には出られない。

 早くそれを理解して、そのうえで自分のやりたいことができるようにしていきたい。この準備期間を大事にしたいです」

 こう語気を強める京都の統率者は、8月9日のV・ファーレン長崎戦からどのような変化を見せるのか。

 イキイキと躍動感ある福岡慎平のプレーが今から本当に楽しみだ。彼には本当に4年後のW杯を本気で狙ってほしいものである。

(取材・文:元川悦子)

【著者プロフィール:元川悦子】
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

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