FIFAが発表した主要大会運営の商業改革案をめぐり、イングランドサッカー協会(FA)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が懸念を表明した。アメリカ『ESPN』が29日に報じている。
FAとCONCACAFが見解を示す
FIFAは現地時間29日、ワールドカップなどの主要大会を運営する新たな民間企業の設立案を発表。外部投資家が関与する仕組みを検討しているが、FAは事前に十分な説明を受けていなかったとして、ガバナンス面や手続きの透明性について問題を提起した。
FAは声明で「この提案について完全に把握しておらず、具体的な内容や条件についても説明を受けていなかった」とコメント。
そのうえで「現時点で得られている限られた情報に基づくと、この段階に至るまでのプロセスやガバナンスの欠如、そして提案の内容や原則について深く懸念している」と発表した。
また、FIFAから正式かつ透明性のある形で詳細が共有された後に、改めて見解を示すとしている。
さらに、CONCACAFもFIFAの発表前にメディア報道を通じて計画を知ったとし、「適正な手続きの欠如に深く懸念している」と声明を発表した。
CONCACAFは「関連する統治機関や関係者との議論が行われる前に、このレベルの詳細が公表されたことについて、地域内の多くの関係者やサッカー界の失望を共有している」とコメント。
そのうえで「我々はサッカー界の責任ある管理者であり、FIFA、各大陸連盟、加盟協会は常にスポーツの利益を最優先に行動する責任がある」と強調した。
一方、UEFAは加盟55協会による緊急会合の開催を進めており、FIFA主催大会へのボイコット案を含む今後の対応について協議する見通しだという。
FIFAと各大陸連盟の間で、主要大会の運営や収益分配の在り方をめぐる対立がさらに深まっている。
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