佐野航大【写真:Getty Images】
オランダ・エールディヴィジのNECナイメヘンに所属する日本代表MF佐野航大が、PSVへの移籍に大きく近づいている。オランダメディア『Voetbal International』は現地時間4日、PSVとNECが移籍について合意に達し、佐野が5日にメディカルチェックを受ける予定だと報じた。移籍が成立すれば、5年契約を結ぶ見通しとなっている。
オランダ王者PSV移籍へ最終段階
PSVは以前から佐野を補強候補としており、今夏の早い段階にもNECへ獲得の可能性を問い合わせていた。しかし、当時NECが求めていた約2000万ユーロ(約36億円)は高額と判断し、正式なオファーを提示していなかった。
その後、佐野はドイツ1部ホッフェンハイムへの移籍に近づいたものの、交渉は成立しなかった。そこからPSVへの移籍に向けた動きが急速に進展したようだ。
オランダ紙『De Telegraaf』によると、移籍金は1500万ユーロ(約27億円)で、ボーナスによって最大1700万ユーロ(約30億6000万円)まで上昇する可能性があるという。
佐野はNECの一員として、現地時間4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦のオリンピアコス戦に向けてギリシャ入りしていた。しかし、試合当日の朝にディック・シュロイダー監督へメッセージを送り、直接話す機会を求めたという。
シュロイダー監督は試合前、佐野との会話について「今朝、少し話せるかというメッセージが届いた。実際に話してみると、彼がプレーしたくないという意思は明確だった。その判断は彼自身によるものだった」と説明した。
さらに、「彼は試合に出られる状態ではないと感じていた。よく眠れなかったようで、ほかにもいくつかの要因があった」と明かしている。
そのうえで指揮官は、「出場したくないのであれば、プレーしたい選手を選ぶ。チームが試合に集中できるよう、彼にはグループを離れた方がいいと伝えた」とコメント。佐野本人の意向によって欠場が決まり、その後、PSV移籍に向けた手続きを進めるためチームホテルを離れたという。なお、佐野を欠いたNECは、オリンピアコスと0-0で引き分けた。
佐野は昨季、エールディヴィジ全34試合に出場し、3得点7アシストを記録。国内カップ戦を含めると公式戦39試合に出場した。NECの主力として評価を高めた22歳は、メディカルチェックを通過すれば、オランダ屈指の強豪へのステップアップを果たすことになる。
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