
2026/27シーズン、 J1総合評価ランキング1位~5位【写真:Getty Images】
Jリーグの秋春制移行初年度となる2026/27シーズンが、8月7日(金)に開幕する。移行期の特別大会「百年構想リーグ」ではヴィッセル神戸と鹿島アントラーズが東西を制する構図となった。先の戦いぶりと夏の補強動向を踏まえ、開幕直前の各クラブの総合力を独自に順位付けした。※成績は『Transfermarkt』を参照[3/5ページ]
3位:サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島の鈴木章斗【写真:Getty Images】
J1百年構想リーグ順位:4位(WEST)
新加入選手:川村拓夢、セバスティアン・アレー、浅野拓磨など
【好スタッツにもかかわらず…】
J1百年構想リーグWESTラウンドを4位で通過したサンフレッチェ広島。プレーオフラウンドの7-8位決定戦では、EAST4位の川崎フロンターレと対戦。2戦合計2-1で川崎を下し、総合7位でフィニッシュした。
リーグ第4節~9節には1勝5敗と負けが混み、苦しい時期もあったが、バルトシュ・ガウル監督率いるチームが無類の強さを見せたのも事実。WESTリーグにおける得点「29」と失点「21」で得失点差+8は同カテゴリートップの成績である。
好スタッツにもかかわらず4位に沈んだ要因は、大きく2点に整理できる。
第一に、自陣にブロックを敷いて引いてくる相手に対しては中央でのコンビネーションを欠き、外からのクロス一辺倒になってスコアレスドローや1点差負けを喫する試合が散見されたこと。オープンな展開では大量得点を奪えても、割り切って守る相手を崩しきれなかった。
【的確な夏の補強】
第二に、川村拓夢(ザルツブルク)や大橋祐紀(ブラックバーン)ら近年の海外流出により、90分間ハイ・インテンシティを繰り返すガウル式サッカーを支える中盤・前線の選手層が薄く、連戦や終盤の疲労局面でスタメンとサブの強度差が結果を左右した。
この2つの課題に対し、夏の補強はかなり的確だ。日本代表FW浅野拓磨(マジョルカから10年ぶりに復帰)は、攻撃をシンプルにしたい場面で違いを生み出せる存在となる。また、川村自身もザルツブルクから復帰したことで、攻守両面で強度を発揮できる中盤の形成が可能となった。
さらに元コートジボワール代表FWセバスティアン・アレーも新たな攻撃オプションを加える。戦い方が最適化され、新加入選手がフィットすれば、高い地力を得失点差だけでなく順位にも直結させられる新シーズンになりそうだ。