元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏が、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対して厳しい批判を展開した。FIFAが推進していた民間投資受け入れ構想「FIFA Forward Enterprise(FFE)」を巡る騒動について、同氏はインファンティーノ会長の即時退任を求めている。イギリスメディア『Daily Mail』に寄稿した内容をポルトガルメディア『CNN Portugal』が5日に伝えた。
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元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏が厳しい言葉で批判
FFEは、FIFAの商業権や大会運営関連事業に民間投資を受け入れる構想だったが、加盟協会や一部関係者から強い反発を受け、最終的に撤回された。
フィーゴ氏は自身の寄稿の中で、インファンティーノ会長について「FIFAに関する問題について1万語を書くこともできる。しかし、解決策に必要なのは3つの言葉だけだ。インファンティーノは去らなければならない」と主張した。
さらに、今回の一連の騒動について「これまでサッカー界で見てきた中で、最も低く、透明性を欠いた、利己的な行動だった」と強く非難。「インファンティーノは過去のサッカーの遺物であり、未来のこのスポーツに居場所はない」とまで述べた。
また、フィーゴ氏はFFEの説明方法にも疑問を呈した。
「もしそれが本当に素晴らしいアイデアだったのなら、ワールドカップ決勝前に加盟協会の代表者が全員集まっていた時、なぜ説明しなかったのか。もし本当に強固な計画だったのなら、リスクや、彼らが語るメリットについて説明しなかったのはなぜなのか」と指摘し、透明性の欠如を問題視した。
さらに同氏は、計画に関わる金銭面についても言及。民間投資を受け入れることで、インファンティーノ会長自身が年間約3000万ドル(約45億円)規模の報酬を得る可能性があったことを明らかにしなかったとして批判した。
「良いアイデアではない。民間資本が求める莫大なリターンについて透明性がない状態では、堅実なものとは言えない」と語った。
一方でフィーゴ氏は、FIFAが外部から資金を求める必要性そのものにも疑問を投げかけた。
「FIFAには約50億ドル(約7500億円)の準備金がある。それでどれだけの株式を購入できるのか。すべて購入できるだろう。つまり、外部からの投資は必要ない」と主張。
FIFAの資金は投資家や役員報酬のためではなく、サッカー発展のために使われるべきだと訴えた。
「サッカーには確かにお金について議論が必要だ。しかし、それは投資家や過剰な役員報酬に流れるお金についてではない。世界中の子どもたちがこの素晴らしいスポーツに夢中になる機会を得られるよう、グラウンド建設や指導者育成に使われるべきお金についてだ」
また、今回のFFE騒動を欧州スーパーリーグ構想と比較し、「失敗したプロジェクト」だったと表現。インファンティーノ会長のリーダーシップにも疑問を呈した。
「インファンティーノは、自身が高めると約束したFIFA会長という役職を低下させた。彼は嘘をつき、欺き、本来仕えるべきサッカーを犠牲にして、自らの利益を追求しようとした」と厳しく批判した。
最後にフィーゴ氏は、インファンティーノ会長に対して改めて退任を要求。
「彼の尊厳を救うには遅すぎるかもしれない。しかし、サッカーを救うにはまだ遅くない。彼は去るべきだ。今すぐに」
FIFAでは現在、FFE構想を巡る内部対立や加盟協会からの批判が強まっており、インファンティーノ会長の今後の対応に注目が集まっている。
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