フットボールチャンネル

J1 2時間前

私服も選曲もセンス抜群! C大阪新加入ジャクソン・アーバインのInstagramがめっちゃおしゃれ

text by 編集部 photo by Getty Images

セレッソ大阪の加入したジャクソン・アーバイン
セレッソ大阪の加入したジャクソン・アーバイン【写真:Getty Images】



 セレッソ大阪は8月5日、FCザンクトパウリからオーストラリア代表MFジャクソン・アーバインが完全移籍で加入すると発表した。ビザ取得後に正式契約となり、背番号は「36」。W杯3大会連続出場を誇る実力者だが、ピッチ外にもぜひ注目してほしい。自身のInstagram(@jacksonirvine_)が、とにかくおしゃれなのだ。

JリーグはDAZNで全試合ライブ配信!
月額最安値で視聴するならDMM×DAZNホーダイ[PR]


筋金入りのヒップスター

 189cmの長身に、長髪とひげ、腕や脚などに刻まれたタトゥー。個性的なルックスに加え、アイテムの選び方と組み合わせ方に独自のセンスが光る。

 なかでも目を引くのが、レトロなサッカーユニフォームを日常着に取り入れたスタイルだ。ゆったりしたボトムスやデニム、ニット帽、スニーカーなどと合わせ、懐かしい一着を現代のストリートファッションとして成立させている。

 1990年代のアイルランド代表のユニフォームを身にまとった姿が話題になったこともあった。エンブレムを単なるデザインとして消費するのではなく、一着が持つ歴史や背景まで含めて楽しんでいるように見える。

 そのファッション性はSNSの中だけに収まらない。自身の公式サイトには、ファッションブランド「Closed」のキャンペーンや、アディダスの企画などにモデルとして参加した実績が並ぶ。

 サイトのトップに掲げられている言葉も「FOOTBALL、FASHION、MUSIC、CULTURE、COMPASSION」。彼にとって、それらはひとつの生き方としてつながっているのだろう。

 実際、音楽への傾倒ぶりも本格的だ。2024年4月からは、ハンブルク(ザンクトパウリの本拠地)の音楽・カルチャー専門局「ByteFM」で、自ら選曲する番組「Heimspiel」を担当してきた。取り上げるのはインディーロックやポストパンクを中心に、テクノ、ヒップホップ、ゴスまで実に幅広い。

 選曲もかなりマニアックだ。番組ではダブリン出身のポストパンクバンド「SPRINTS」や、アイルランド・ダンドークの実験的ロックバンド「Just Mustard」、ダブリンのプロジェクト「For Those I Love」などを紹介してきた。



 ヒット曲を並べるのではなく、土地ごとの音楽シーンまで掘り下げるところに、本物の音楽好きらしさが表れている。サッカーカルチャー誌『SoccerBible』のインタビューでは、子供の頃から家庭ではヴェルヴェット・アンダーグラウンドやトム・ウェイツ、ニック・ケイヴらの曲がかかっており、カルチャー方面の素養は少年時代に培われたことを明かしている。

 また、本人によれば、少年時代にはギターとトロンボーンを演奏し、エモ、ポスト・ハードコア、ヘヴィメタルのバンドでも活動していたという。レコードも収集し、ルー・リードの名盤『Transformer』や、ヒップホップ界の異才MF DOOMのタトゥーまで入れている。

 ファッションだけを“それらしく”整えているのではなく、その奥には深い音楽的背景がある。『SoccerBible』のインタビューでは、ユース期から過ごしたセルティック所属時を振り返って「僕はSubClubに通いながら育ったんだ」と話す。SubClubとは、ダンスミュージックを愛していれば避けては通れないテクノの聖地だ。

 Instagramには服だけでなく、音楽や旅、仲間との時間を切り取った写真も並ぶ。2026年7月には「こんにちは」と日本語で記し、渋谷や浅草寺など東京を巡る写真を投稿した。セレッソ加入発表のおよそ1カ月前だったことを考えると、今になって見返したくなる投稿でもある。

 アーバインの個性は、見た目だけのものではない。2022年カタールW杯を前にLGBTQ+の権利について発言し、トランスジェンダー選手の権利をめぐる議論でも声を上げてきた 。それらの態度表明には、流行を追うだけではない確かな価値観がにじんでいる。

 セレッソの鮮やかなピンクも、これほど似合う選手はなかなかいないかもしれない。中盤で見せる力強いプレーはもちろん、スタジアム入りの私服や大阪での日常をどう切り取るのかも楽しみだ。

 アーバインが日本に持ち込むのは、経験や技術だけではない。サッカー、ファッション、音楽、社会を横断する、新しいフットボールカルチャーなのかもしれない。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top