ドナルド・トランプ米大統領が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長を擁護した。イギリスメディア『BBC』が11日に報じている。
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ドナルド・トランプ米大統領が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長を擁護
トランプ氏は、FIFAがインファンティーノ氏の交代を検討することについて「重大な過ちになる」と主張。FIFAを巡って欧州サッカー連盟(UEFA)、北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)、アジアサッカー連盟(AFC)との対立が深まる中、インファンティーノ氏への支持を明確に打ち出した。
トランプ氏は自身のSNSに「FIFAが何らかの理由でジャンニ・インファンティーノ会長の交代を検討することは、重大な過ちになる」と投稿。さらに「彼は素晴らしい。史上最も成功したワールドカップを主宰したばかりで、その成功は4倍にも及ぶ」と評価した。
また、「もし彼が去れば、今後これほど成功し、利益を上げる大会には二度とならないだろう」とも主張している。2026年のワールドカップは米国、カナダ、メキシコの3カ国共催で行われ、スペインがアルゼンチンを破って優勝した。
トランプ氏がインファンティーノ氏を擁護するのは、FIFAの「FIFA Forward Enterprise(FFE)」構想が明らかになって以降では初めてとなる。
FFEは、ワールドカップを含むFIFA主催大会の商業権やチケット販売権などを管理する新会社を設立し、その株式の21%を民間投資会社に売却する構想だった。しかし、UEFA、Concacaf、AFCはこの計画を巡り、インファンティーノ氏が「欺瞞によって信頼を裏切った」と非難する共同書簡を公開。FIFAはその後、計画を撤回している。
『BBC』によると、3つの大陸連盟の書簡はインファンティーノ氏の名前を直接挙げていないものの、関係者は同書簡を同氏に辞任を促す機会として捉えるべきものだと説明している。また、UEFAはFIFA主催大会のボイコットや法的措置に踏み切る可能性にも言及している。
一方、FIFA側は、インファンティーノ氏とFIFAを「弱体化させようとする組織的かつ継続的な動き」があると主張。
インファンティーノ氏とトランプ氏は以前から近い関係にあり、2025年12月にはFIFA初の「平和賞」をトランプ氏に授与している。さらにFFE構想を主導するとみられていた米投資会社「Thrive Eternal」は、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の兄、ジョシュア・クシュナー氏が設立したベンチャーキャピタルだ。
こうした背景もあり、トランプ氏による今回の擁護がFIFA内部でどこまでインファンティーノ氏への支持を取り戻すことにつながるのかは不透明だ。『BBC』は、UEFA、Concacaf、AFCの共同書簡を受けて、3連盟の間でインファンティーノ氏が続投した場合の対抗策として、別の大会を立ち上げる可能性について予備的な協議が行われたとも報じている。
FIFA会長を巡る対立が深まる中、トランプ氏の強力な支持表明が、インファンティーノ氏の今後にどのような影響を与えるのか注目される。
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