
Jリーグ、開幕節の観客数ランキング1~5位【写真:Getty Images】
史上初の秋春制開催となる2026/27明治安田Jリーグがついに開幕した。FIFAワールドカップ2026(北中米杯)の影響で人々の注目がサッカーに集まった今夏を経て、Jリーグもこれまで以上に存在感を高めた。その証拠に開幕節で全カテゴリーの1節あたりの合計観客動員数が、過去最多を更新した。そこで、今回は34年目を迎えたJリーグで最も盛り上がった今シーズン開幕戦の観客数ランキングを紐解き、どの試合が最も人々を惹きつけたのかを見ていく。※データは『J.LEAGUE Data Site』を参照(8月11日時点)。[4/5ページ]
2位:名古屋グランパス vs 清水エスパルス

名古屋グランパス vs 清水エスパルス【写真:Getty Images】
試合会場:豊田スタジアム
試合日:2026年8月8日
入場者数:4万494人
【対照的な両チーム】
名古屋グランパスと清水エスパルスのサポーターは、それぞれ異なる視点を持って新シーズン開幕戦を待ちわびていただろう。
両者が『豊田スタジアム』で相対した一戦は、4万494人もの入場者数を記録。新シーズン開幕戦観客動員ランキングで2位につける大入りとなった。
名古屋と清水は対照的なオフシーズンを過ごした。6位でフィニッシュテープを切った明治安田Jリーグ百年構想リーグからミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮を執っている名古屋は、今夏に補強を行わず“継続路線”を踏襲した。
一方の清水は、ジャーメイン良や木下康介といった即戦力アタッカーを獲得するなど、移籍市場で積極的な動きを見せた。名古屋のサポーターは「ミシャ式がどこまでチームに浸透しているのか」、清水のサポーターは「新戦力がどれだけフィットするのか」に注目していたはずだ。
チケット完売の『豊田スタジアム』では、両チーム共に思うような戦いができないもどかしい展開が続いた。
【複雑な気持ちになった4万越えのサポーター】
清水は、38分に北川航也のゴールで先手を取るも、61分には新加入組の1人であるオ・セフンが審判に対する問題行為で2枚のイエローカードを立て続けに受けて退場。名古屋も数的有利な状況を活かせず、なかなかチャンスを生み出せない。
結局、清水が虎の子の1点を守りきって開幕白星スタートを切った。
“ミシャ式”がいまだ未完成であるという事実に直面した名古屋と、新戦力ストライカーの愚行が悪目立ちしてしまった清水。果たして、より心穏やかに家路についたのはどちらのサポーターだったのだろうか。