日本代表GK鈴木彩艶のアストン・ヴィラ移籍が決まった。パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が破談となった後、プレミアリーグへと活躍の場を移すことになった23歳のGKについて、イギリス『Sky Sports』は19日、元指導者の証言を交えながら、その魅力を紹介している。
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鈴木の身体能力を高く評価しているのが、ベルギーのシント=トロイデン時代に指導したGKコーチのデニス・ルーデル氏だ。同氏は鈴木について「まるで身体が筋肉だけでできているようだ」と表現。さらに「私の人生で、あれほど高く跳べるGKを見たことがない」と、その驚異的な身体能力を振り返っている。
鈴木は欧州挑戦以前から将来を嘱望されていた。日本代表のGK強化にも携わった名GKコーチのフランス・ホーク氏も、キャンプで鈴木を見た際に「この選手はできるだけ早く欧州へ行かなければならない。どのリーグでも構わない。プレーする必要がある」と感じたという。
その言葉通り、鈴木はシント=トロイデンを経てパルマへ移籍。セリエAで2シーズンを過ごし、FIFAワールドカップ2026では日本代表の守護神として存在感を発揮した。
特に評価されているのが、長身を生かしながら低いシュートにも素早く反応できるセービング能力。ルーデル氏は「彼の最大の強みは低いシュートへのセーブ。非常にダイナミックで、倒れるのも速い。反射神経も信じられないほどだ」と絶賛。強靭な腕力によって、指先でボールに触れた際にも後方へ弾かず、しっかりとボールを止められる点も特徴だという。
さらに、クロスへの対応や足元の技術も高い。昨季のセリエAではハイボールのキャッチ数で2位、ロングパスの成功数でもリーグ上位に入った。守備ラインの背後へ飛び出す能力にも優れており、現代型GKとして多彩な能力を備えている。
一方で、ピッチを離れれば「本当に静かで、落ち着いた性格」と紹介。強烈な身体能力とは対照的な人柄も、鈴木の魅力の一つとなっている。
アジアカップでのミスをきっかけに厳しい批判や人種差別的な中傷を受けた時期もあった。それでもベルギー、イタリアと舞台を変えながら成長を続け、今や日本代表の守護神として評価を高めている。
ルーデル氏は「トップに到達できるか」と問われ、「100%」と断言。「本当に優れた選手を分けるのは、環境への適応の速さ。彼は日本からベルギー、ベルギーからイタリアへ移り、どちらにも非常に早く適応した」と語った。
アストン・ヴィラではエミリアーノ・マルティネスの後継者として、大きな期待を背負うことになる。23歳の鈴木が、プレミアリーグでさらなる飛躍を遂げられるか。その成長曲線に注目が集まる。
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