浦和レッズ 肥田野蓮治【写真:Getty Images】
鮮烈なデビューを飾りながら、次第に遠ざかっていったスタメンの座。それでも肥田野蓮治は、訪れた短い出場時間にすべてをぶつけた。結果は残せなかったが、ピッチで示した積極性は確かな存在感を放った。悔しさを力に変え、再びスタメンの座をつかみ取るために。若きアタッカーは次のチャンスを見据えている。(取材・文:菊地正典)[2/2ページ]
「きっかけは絶対に来ます」

浦和レッズ 肥田野蓮治【写真:Getty Images】
「まずはチーム内の競争だと思っています。『自分が出たい』、『自分がチームを勝たせたい』という熱い思いを持った選手がピッチに立つべきです。だから練習からもっともっとそういう雰囲気を作らなければいけないと思っています」
決定機を作った自らだけではなく、主導権を握る時間を増やし、町田の1.35を上回る2.14のゴール期待値を記録したチームもそうだ。兆しは見えている。
「3連敗で本当に悔しいですが、きっかけは絶対に来ます。そこに向けて、120%で準備していきたいです」
痛めた左足首は大事を取って固定してアイシングし、その分、松葉杖で歩く姿は痛々しかった。それなのに、ピッチに入る際や人前に立つ際に鋭くなる肥田野の視線や表情は、まるで力を失ってはいなかった。
(取材・文:菊地正典)
【著者プロフィール:菊地正典 フリーライター】
福島県出身。埼玉大学卒業後、当時、日本最大級だったサッカーモバイルサイトの編集・ライターを経て、フリーランスに。主にサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の記者として活動し、横浜FC、浦和レッズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、横浜F・マリノス、川崎フロンターレの担当記者を歴任。著書に『浦和レッズ変革の四年 〜サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日〜』(スクワッド)、『トリコロール新時代』(スクワッド、三栄書房)がある。Xのユーザー名は@masanorikikuchi
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